日本の進路
/衞藤瀋吉著作集(第9巻)
衞藤瀋吉 著
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出版社:東方書店 |
出版年:2004年02月 |
コード:00612 324p ISBN/ISSN 4-497-20407-3 |
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いかにして安定と平和に進むべきかを追究!海外派兵が現実のものとなった今、安定と平和に向けて、日本および日本人はいかにして進むべきなのであろうか。本巻には、世界およびアジア、発展途上諸国との関係を踏まえ、著者が幅広い知見をもとに我が国の進路を考察した文章を収録。第1部では、アメリカ、中国、旧ソ連、発展途上諸国との関係を、外交、国防、安全保障などの面から考察する。第2部では、国際社会の中で日本人が果たすべき役割の指針として、海外ボランティアに焦点をあて、その意義を熱意を込めて提言する。併せて第3部には、真摯に生きた人々を追想した短文を収録する。 ●編著者のことば 私見をいうならば、将来の日本は人権と国権ないし公共の福祉とのバランスをとりつつ新しい歴史を創って行く、そのなかから新しい文化価値を蓄積し、その新しい文化価値が日本および日本国民の国際社会における活動のなかで現実に生かされていく、という試行錯誤を重ねることによって文化価値を定着させていくよりほかしかたあるまい。その意味で、一九七○年代日本は、過去二十余年の戦後の歴史以上に大きな決断と選択と曲り角をもっている、というふうに考えられる。憲法をはじめとし、外交・防衛・教育・国土計画・経済学等のあらゆる分野にわたって、再評価を行なうべき時期が来たというべきであろう。(「国際政治と安全保障力」より)
●構成 I 日本の進路 国際政治と安全保障力/日米安保体制再考論/米中接近と日本の選択/南北問題と日本/日ソ関係発展の方途/日本の進路と協力隊/我観・安全保障/総合安全保障と日本の選択/東アジアにおける三層システム―自然環境、物的基礎、政治・文化等 II 日本人の選択 みにくい日本人/欧米型国際人からの脱却の勧め―海外ボランティアへの視点/明治の日本人 これからの日本人/日本人のNoblesse Oblige/日本の武器は技術と人柄/日本人の国際貢献 III 真摯なる日本人 和田さんのこと/坂野正高理事を悼むの文/山田信夫さんを悼む文/重ねて土屋健治君を悼む
初出一覧 著者に聞く(衞藤瀋吉+古田元夫+平野健一郎)
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■編著者紹介
海外派兵が現実のものとなった今、安定と平和に向けて、日本および日本人はいかにして進むべきなのであろうか。本巻には、世界およびアジア、発展途上諸国との関係を踏まえ、著者が幅広い知見をもとに我が国の進路を考察した文章を収録。第1部では、アメリカ、中国、旧ソ連、発展途上諸国との関係を、外交、国防、安全保障などの面から考察する。第2部では、国際社会の中で日本人が果たすべき役割の指針として、海外ボランティアに焦点をあて、その意義を熱意を込めて提言する。併せて第3部には、真摯に生きた人々を追想した短文を収録する。
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