中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
中国村落社会の構造とダイナミズム
佐々木衞・柄澤行雄 編
出版社:東方書店
出版年:2003年01月
コード:00596   432p   ISBN/ISSN 4-497-20212-7
 
価格 6,600円
  <品切>
現在品切れのため、ご注文を承ることができません。
 
 
改革開放の波にさらされる中国農村の実態!
本書は、北京近郊の二つの農村で日中の研究者が共同して実施したフィールドワークに基づき、現代中国農村における人々の生活を明らかにし、その社会構造と変容の実態を浮き彫りにしようとする試みである。改革開放が唱えられて以来進展する個人による請負制に加え、対象となった地域では、北京に近いということもあって北京向け製品の工場が次々と建てられ、村の行政も他地域から流入する労働者への対応を迫られている。その結果、地縁・血縁に基づく社会から、請負経営・郷鎮企業・村民自治という三つの柱に基づく社会への変革が急速に進行しつつあることが窺えよう。近年、その姿を急速に変えつつある中国の農村社会を知るために必携の一冊である。

編著者のことば
「前言」より(300字以内)中国農村の改革が「家産聯産承包」(個別家族による請負制)などとして実施されるようになってから、今日すでに20年を経過した。……中国農村改革の重要な特徴は、経済改革が政治と社会文化領域の改革に先行したことである。今日に至って、農村のなお一層の発展を図るとき、社会構造が改革に及ぼす影響の大きさが明らかになってきた。農村社会構造の研究、社会構造が村落の発展に及ぼす影響の研究が、農村のさらなる発展を推進するためには緊急の課題となっている。本書はまさにこの課題を主眼としたものであり、本研究は学術的な価値を持つばかりでなく、改革の渦中にある中国農村に対する実際的な意義を有しているといえよう。(張厚義)

構成
前 言(張厚義)
第1章 はじめに(佐々木衞)
第2章 三河市、調査対象村の社会概況(佐々木衞・柄澤行雄)
第3章 世帯調査票から見た馬起乏と西柳河屯(稲月正)
第4章 資料から見る村落社会の構造と変容(1)――馬起乏
第5章 資料から見る村落社会の構造と変容(2)――西柳河屯
第6章 私的経営者の経営と人間関係の論理(園田茂人)
第7章 三河県の解放前の人々の暮らしと風俗(小林一美・佐々木衞・程歗)
第8章 おわりに(佐々木衞)

■編著者紹介
佐々木 衞(ささき まもる):1948年生まれ。神戸大学文学部教授。『中国の家・村・神々』『中国朝鮮族の移住・家族・エスニシティ』(いずれも共編)ほか論著多数。
柄澤 行雄(からさわ ゆきお):1949年生まれ。常磐大学人間科学部教授。『今日の地域研究(エリア・スタディ)――日本社会学における』(共編)ほか論文多数。
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について