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チベット仏教世界の歴史的研究 上製
石濱裕美子 著
出版社:東方書店
出版年:2001年02月
コード:00572   396p   ISBN/ISSN 4-497-20103-1
 
価格 6,600円
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一次史料を駆使して新しい歴史像を提示
16世紀後半から18世紀にかけては、チベットにおいてはダライラマの権威が確立し、チベットばかりかモンゴル人や満洲人の尊崇までも集めており、一方、中国においては満洲人の王朝、清が成立し、強大な軍事力をもって次第にモンゴル地域をその勢力下にくだしていく時代であった。このような歴史的な過程において、チベット、モンゴル、満洲の三地域はある時ははげしく対立しあい、ある時は和睦し、密接に絡み合っていた。そして、この三者がぶつかりあっていた「場」は、冊封体制、朝貢体制、華夷思想、などの言葉に象徴される中華世界としてではなく、菩薩、転輪聖王、などの言葉に象徴されるチベット仏教世界として検討されるべきものである。本書では、チベット語・モンゴル語・満洲語の一次史料を用いて、ダライラマ、清皇帝、モンゴル王侯の三者の王権像(世界観・歴史観)を明らかにし、その思想に基づいて生起した歴史的事件の一つ一つについて、当時のチベット・モンゴル・満洲世界の認識に基づいた新しい歴史像を提示していく。
■編著者紹介
石濱 裕美子(いしはま ゆみこ):1990年早稲田大学大学院文学研究科史学科後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在早稲田大学教育学部専任講師。文学博士。東洋史学専攻。『西蔵仏教宗義研究―トゥカン一切宗義モンゴルの章』(共著)、A New Critical Edition of the Mahavyutpatti;『新訂翻訳名義大集』 (共著)、『チベット歴史紀行』、『中央ユーラシア史』(分担執筆)、ダラマ14世『ダライラマの仏教入門』(翻訳)、同『ダライラマの密教入門』(翻訳) など著訳書多数。
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