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中国仏教思想論集 上製
任継愈 著/古賀英彦・塩見敦郎・西尾賢隆・沖本克己 訳
出版社:東方書店
出版年:1980年10月
コード:00130   400p   ISBN/ISSN 4-497-00060-5
 
価格 4,950円
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該博な知識で中国仏教史上の問題点を究明!
マルクス主義の立場、観点から中国仏教を研究した『漢唐仏教思想論集』(1963年初版、1973年再版)の翻訳。中国仏教がもっとも盛んであった漢代から唐末にかけての仏教諸宗派の展開を中国哲学史上に体系づけながら述べる概論的性質の論文7篇と、附録5篇を収録。当時仏教諸派がいかに封建支配階層に追従し、思想面でどのような影響をこうむったかを究明。

編著者のことば
先日、任継愈先生に直接お会いする機会を得た。周知の如く、先生は現代中国を代表する仏教学者の一人であり、その著『漢唐仏教思想論集』は唯物史観からする中国仏教史の総括であり、斬新な問題提起の書である。そこには該博な知識を背景にした、社会科学的方面からの、先に見た問題に対する明解な主張があり、……我々には看過することのできない価値がある。(「訳者後記」中の「中国仏教史の総括」より)

構成
日本語版への序言
1.漢―唐時代における仏教哲学思想の伝播と発展/2.南朝晋宋間における般若、涅槃学説の政治的役割/3.天台宗哲学思想概論/4.華厳宗哲学思想概論/5.禅宗哲学思想概論/(附)禅宗史研究における胡適の誤りについて/6.法相宗哲学思想概論/7.仏典の翻訳から見た上部構造と下部構造の関係
附録:1.『物不遷論』現代語訳/『物不遷論』について―仏教学の形而上学的な一論文/2.『不真空論』現代語訳/『不真空論』について/3.『般若無知論』現代語訳/僧肇の『般若無知論』について/4.『神滅論』現代語訳/『神滅論』について/5.『杜陽雑編』抜粋/『杜陽雑編』について
後記/再版への附記/訳者後記
中国知識人の伝統(塩見敦郎)/穏やかな老教授(古賀英彦)/中国仏教史の総括(沖本克己)/「本来無一物」(西尾賢隆)
任継愈先生文献類目

■編著者紹介
任 継愈(にん けいゆ):1916年中国山東省生まれ。北京大学哲学系、および同文科研究所卒業。北京大学教授、同哲学研究所兼任研究員を経て、現在北京図書館館長、中国社会科学院世界宗教研究所名誉所長。邦訳『老子訳注』(訳注、東方書店)『定本中国仏教史』I~III(主編)ほか論著多数。
古賀 英彦(こが ひでひこ):1936年生まれ。花園大学卒業。現在花園大学教授。『禅の古典詳解』(共著)『禅語辞典』(編著)ほか論著多数。
塩見 敦郎(しおみ あつろう):1939年生まれ。九州大学大学院修士課程修了。現在京都造形芸術大学教授。『漢語初級課本』(共編著)ほか論著多数。
西尾 賢隆(にしお やすたか):1942年生まれ。大谷大学大学院博士課程修了。現在花園大学教授。『中世の日中交流と禅宗』ほか論著多数。
沖本 克己(おきもと かつみ):1943年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在花園大学教授。『これで大丈夫 禅語百科』(共著)『仏教を生きる10 孤高に生きる』ほか論著多数。
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