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詳細情報
林彪事件と習近平 中国の権力闘争、その深層 /筑摩選書
古谷浩一
出版社:筑摩書房
出版年:2019年05月
コード:   256p   ISBN/ISSN 9784480016829
 
価格 1,760円
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世界を驚かせた林彪事件。毛沢東暗殺計画の発覚後、林彪は亡命を図るが、搭乗機は墜落。その真相に迫る。習近平の強権政治の深層をも浮かび上がらせた渾身作!

目次:
プロローグ――なぜ今、林彪事件なのか
第一章 その夜、いったい何が起きたのか
 二人の目撃者
 焼け焦げた九人の遺体
 中国大使の謎めいた発言
 駐モンゴル大使の回想
 午前八時の緊急電話
 盗聴覚悟の国際電話
 北京からの指示
 火葬か、それとも土葬か
 老外交官、ヨンドンの証言
 軍用航空地図とエンジン
 中国側の懸念と苛立ち
 古ぼけた写真とブラックボックス
 元外交官、孫一先の証言
 二つの発見
 国際列車で北京へ
 最高権力者の象徴、中南海
 深夜の報告会

第二章 中国ではその夜、何があったのか
 「私は主席はやらない」
 事件発生当日、夜
 林彪の娘による密告
 周恩来と葉群の意味深な会話
 謎を生むもう一つの記録
 林彪の娘、その口述書
 不穏な会話
 警備責任者の証言
 逃亡劇の目撃者
 「なぜ、我々は取り残されたのか」
 元副操縦士、康庭梓の推理
 燃料不足での夜間飛行
 「阻止するな。いかせてやれ」
 毛沢東はいつ知ったのか
 飛行禁止令下で離陸したヘリ
 クーデター計画関与の「物証」
 未明の緊急会議
 モンゴルから「林彪死去」の報

第三章 林彪はなぜ、亡命を目指したのか
 林彪事件の発端、廬山会議
 党指導者たちの避暑地
 テープから流れる公式見解
 習近平と「小説『劉子丹』事件」
 不遇のエリート、「老五届」たち
 「代償は高くつくぞ」
 謎を解く鍵、林彪の演説
 有名作家、葉永烈の証言
 「国家元首が必要だと林彪は言った」
 林彪派VS.江青派
 江青ら三人の直訴
 失脚した陳伯達、その後
 毛沢東の林彪への不満
 別荘「七号楼」の地下施設
 クーデター計画「五七一工程紀要」
 「彼らは党を分裂させようとした」
 毛沢東の陽動作戦

第四章 事件の後、何が起こったのか
 遊牧民、バットバイヤル
 今も墜落現場に残る無数の金属片
 バットバイヤルの回想
 持ち去られた二つの頭部
 掘り起こした上で火葬、なぜ?
 中国共産党、沈黙の理由
 林彪派軍高官の失脚
 中国当局の情報統制
 毛沢東・ニクソン会談
 ソ連とモンゴルによる中間調査報告書
 墜落原因は何だったのか?
 鄧小平の謎めいた発言
 「林彪・江青反革命集団」
 ソ連が持ち去ったブラックボックス、その後

第五章 今、習近平がやっていること
 急速にモラル失う中国社会
 「本当にみんなが英雄だというのか」
 異例の職業選択
 クビになった最初の勤務校
 魯迅の憂い
 文化大革命の負の遺産
 王輝が語る文化大革命
 「今のままでやっていく」
 議論呼ぶ、歴史教科書の改訂
 印教授へのインタビュー
 林彪、際評価の動き
 習近平と太子党
 習近平の脆弱な権力基盤
 林彪も含む「中国十大元帥」
 林彪の「生家」、今や観光名所
 林彪の甥、林従安
 「林彪事件というのは政治問題」

第六章 よみがえる文化大革命
 習近平が支持される理由
 今なお人気を保つ毛沢東
 自給自足の共同生活
 毛沢東思想との出会い
 「改革開放」に逆行した村
 欺瞞に満ちた南街村
 「医療では社会の問題は治せない」
 もし習近平と会えたなら?
 毛沢東主義者を代表する論客
 「発展すればするほど、団結が必要」
 偉大な領袖は必要?
 薄熙来事件にみる毛沢東崇拝
 「毛沢東を人間に戻そう」
 習近平と薄熙来
 習近平が抱える矛盾
 きな臭い話の数々
 政治指導者の権力欲
 共産党に生じる「負の連鎖」

エピローグ――これから中国で何が起きるのか
あとがき
参考文献
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