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伊沢修二と台湾 /日本学研究叢書 精装
木村知威 編
出版社:國立臺灣大學出版中心
出版年:2018年12月
コード:444534   512p  22cm ISBN/ISSN 9789863502821
 
価格 11,880円
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日清戦争の講和条約を経て、割譲された台湾を治めるべく降り立った人たちのなかに、一人の男性がいた。その名を伊沢修二(いさわ・しゅうじ、1851-1917)という。伊沢は文部省と台湾総督府に勤務することで教育行政に関わり、または国家教育社で教育の啓蒙をおこない、楽石社をひらいて吃音矯正事業を推し進めた。伊沢は、近代日本における国民の言語の成立を検討するさいに欠かすことのできない人物である。伊沢はその重要性から多くの研究がされてきたが、日本と台湾、ひいてはアジアという視点に立脚した総合的な研究はほとんど行われてこなかった。本書はこれらの課題に着目し、二部で構成している。第一部では、伊沢の多面にわたる業績についての諸研究を総合的に検討する。第二部では学問領域を超えて伊沢と日本・台湾をめぐる言語と教育の諸課題を明らかにするべく、吃音矯正、盲唖教育、乃木希典遺髪碑の建立計画、台湾語教育、中国語教育、伊沢沒後の顕彰活動を主題にした五本の論文で構成している。なお、本書の表紙は伊那市立高遠町歴史博物館所蔵の拓本「伊澤先生記念碑」を使用した。

目錄:
はじめに 日本と台湾における伊沢修二 木下知威

【第一部 日本と台湾における伊沢修二研究の現在】
第一章 伊沢修二資料の全体像 木下知威
第二章 日本における伊沢修二研究の現状 山本和行
第三章 日本語教育史研究における伊沢修二 冨田哲
第四章 吃音矯正と盲唖教育における伊沢修二 木下知威
【第二部 伊沢修二と台湾・日本】
第五章 歪んだ声を救えるか―伊沢修二と視話法― 木下知威
第六章 乃木希典遺髪碑建立と伊沢修二 冨田哲
第七章 伊沢修二と台湾語教育 黄馨儀
第八章 「泰東」への関心―伊沢修二の「中国語教育」― 山本和行
第九章 伊沢修二と台湾の記憶をめぐって 塚田博之

結論 山本和行
伊沢修二と台湾に関する年表 木下知威
あとがき 木下知威
人名索引
事項索引
書名索引
編集者略歴
執筆者略歴
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