|
|
時間と言語
嶋田珠巳,鍛治広真 編著
|
|
出版社:三省堂 |
出版年:2021年01月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784385365107 |
|
|
|
言語は私たちの時間認識について何を語ってくれるのか?「時間と言語」をテーマに、言語学、哲学、神経科学の研究者たちが、それぞれの多様な専門的見地から研究の最前線を明かす、全14章。
扱っているテーマ例 ・時間と空間にかかわる表現の分析 ・個別言語の時間語彙 ・時制の解釈 ・因果・時間順序を表す文の解釈 ・時間表現の対照研究
時制とアスペクト、時間と空間、時間と記憶などの「時間と言語」の諸問題を考察し、人間の時間認識に迫る。
目次: まえがき 第1章 「時間と言語」に関する基礎的考察 (嶋田珠巳) 第2章 時間の流れの科学──患者さんの内観からわかること (河村満・越智隆太・花塚優貴・二村明徳・緑川晶) 第3章 日本語時間名詞の構造 (田窪行則) 第4章 中国語時間詞の空間性──〈過去〉と〈未来〉の空間メタファー (木村英樹) 第5章 指示と時間──トルコ語の指示詞 şu を手がかりとして (林徹) 第6章 エピソード記憶と言語──タイプからトークンへ (青山拓央) 第7章 形而上学的時間論の一方法論としての言語と理論──メタ形而上学的観点から (小山虎) 第8章 演算子の作用域から見た日本語の時制解釈 (中村ちどり) 第9章 理由節構文の曖昧性と時間順序 (西山佑司) 第10章 因果関係と時間──「原因」「結果」を主名詞とする連体修飾節を中心に (有田節子) 第11章 選択体系機能理論の観点から見た英語の時制──ハリデーの解釈とマティスンの細密化 (越智綾子) 第12章 時間の言語的意味のコーパス化──日本語テンス・アスペクト表現理解過程解明に向けて (吉本啓) 第13章 ティンリン語のテンスとアスペクト、時間表現 (大角翠) 第14章 時間語彙の対照研究──時間語彙類型論にむけて (鍛治広真・佐々木文彦・嶋田珠巳) あとがき 主要索引 執筆者一覧
|
|
|
|
|