構築された仏教思想 ツォンカパ 悟りへの道 三乗から真の一乗へ
松本峰哲
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出版社:佼成出版社 |
出版年:2021年03月 |
コード: 236p ISBN/ISSN 9784333028443 |
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ツォンカパの生涯を辿り、彼の構築した仏教教義について学ぶ。
本書の主人公ツォンカパは仏教を、本来の釈尊によって説かれた悟りへの一本道へと再構築し、現在も世界中で信仰を集めるチベット仏教の基礎を作ったのだといえます。主著『菩提道次第論』を著し、仏教のあらゆる教説は行者が凡夫から悟りへと至る修行の道程として統合されるとする「ラムリム」(修行の道程)の思想によってチベット仏教教学を大成しました。ツォンカパの生涯を辿りながら壮大にして緻密な仏教教義体系に触れつつ、入門者にも理解できるように幅広い視野でつづられています。
目次: まえがき 第一章 ツォンカパ以前のチベット仏教 1 チベットの始まり 2 チベットへの仏教伝来 3 国教としてのチベット仏教の確立 4 チベット仏教の繁栄 5 王朝の滅亡 6 チベット仏教の暗黒時代 7 仏教の復興 8 チベット仏教の宗派
第二章 ツォンカパの生涯 1 はじめに 2 誕生以前 3 誕生 4 出家 5 中央チベットへの留学
第三章 『菩提道次第論』―修行の道程 1 菩提道次第論とは 2 『菩提道次第小論』の内容
第四章 その思想―中観派的観点 1 中観派 2 ツォンカパの中観思想
第五章 無上瑜伽タントラ 1 密教の歴史 2 無上瑜伽タントラ
第六章 チベット密教の思想と行法 1 はじめに 2 『秘密集会タントラ』 3 聖者流 4 『真言道次第広論』
あとがき 参考文献
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