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近世画譜と中国絵画 十八世紀の日中美術交流発展史 上製
小林宏光
出版社:上智大学出版/ぎょうせい発売
出版年:2018年12月
コード:   312p   ISBN/ISSN 9784324105283
 
価格 2,530円
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日中美術交流史の新たな扉を開く――。近世の「和製画譜」における中国絵画の影響を実証的に比較・研究し、日本美術の発展を紐解く書。

近世日本(18世紀)で出版され始めた一連の和製画譜は、絵画教本として、あるいは複製画集として親しまれた。とくに中国絵画に関する部は、明・清時代の中国絵画の作例を日本の画家や鑑賞者らに伝える貴重な情報源となった。本書は近世日本における中国絵画受容の実態について、代表的な和製画譜の挿絵と解説を通して考察するもの。日中美術交流史の未開拓分野に切り込む。和漢双方の貴重な資料から154点の絵画・版画・挿絵を本書に収録し、眺めて学べる内容となっている。

目次:
第一章 林守篤の「漢人物」図像考―和製画譜の先駆け『画筌』巻四の挿絵について―
 一.編者林守篤と『画筌』の成立
 二.『画筌』の引用書目と概要
 三.明末挿絵本による新たな図像の紹介
 結び
第二章 大岡春卜の三画譜―画譜のシリーズ化と明清絵画への拡がる関心―
 一.『画本手鑑』出版の意図及びその内容と特質
 二.『和漢名画苑』「漢流之部」にみる中国絵画観の変化
 三.『画史会要』と「明清之部」の独立
 結び
第三章 橘守国が新たに伝える中国の山水画法―『画本鴬宿梅』による清代のベストセラー山水画譜の紹介―
 一.橘守国の画譜と明清版本
 二.『画本鴬宿梅』の絵画教本としての概要
 三.徳川吉宗と『芥子園画伝』初集
 四.守国独自の『芥子園画伝』初集の国内向け利用法
 五.巻七と『芥子園画伝』初集第四巻
 結び
第四章 吉村周山の二画譜―中国絵画の直模と明清版画のさらなる利用―
 一.根付師周山と中国版画の出会い
 二.『和漢名筆画英』巻一の新構想と明清版画
 三.『和漢名筆画宝』と元明人物図像
 結び
第五章 月岡雪鼎の画譜と人物画論―『金玉画府』漢画編の多彩な典拠と人物画論の展開―
 一.『金玉画府』の構成と新出の画家、画題
 二.雪鼎独自の明末人物版画の利用状況
 三.雪鼎の人物画論と美人画論
 結び
第六章 和漢を分けず―十八世紀後半の和製画譜編集の新機軸―
 一.建部凌岱の画譜四種と編集の新傾向
 二.宋紫石の「寫生真写法」と明末清初の挿絵版画
 三.丹羽嘉言画編『福善齋画譜』と『聖師録』及び明清絵画の利用
 結び
おわりに

あとがき
人名索引
作品索引
事項索引
Summary
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