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文藝 2020年春季号 特集:中国・SF・革命
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出版社:河出書房新社 |
出版年:2020年02月 |
コード: 504p ISBN/ISSN 9784309979892 |
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目次: <特集>中国・SF・革命 [対談]閻連科×平野啓一郎 <小説>山下紘加 他
秋季号は3刷、冬季号は2刷。1933年の創刊から史上初の増刷が続いている「文藝」。 1月7日発売の春季号は「中国・SF・革命」特集。
【創作】 最果タヒ「猫はちゃんと透き通る」(60枚) なんか、わたしには見えていないものをみんな見すぎていない?――どうしてこの世界では、当たり前のように通じ合い分かり合い人々は生きているのだろう。その違和感に全身で挑む、著者飛躍作!
山下紘加「クロス」(190枚) ふとしたきっかけで女性装にのめりこんだ「私」は、女性性に寄り添うような生活に新鮮な喜びと自由を見出す。初めて男性を好きになり、相手に望まれる姿でありたいという願いが生まれ――。異才の文藝賞作家が放つ、あらゆる境界線を溶かす会心作。
倉数茂「あがない」(230枚) 解体作業員の祐たすくは、現場で偶然助けた若い男・成島に奔放な言動で翻弄される。かつて抗不安薬依存に陥った自分を強烈に支配した男の姿が重なり、激しく動揺する祐だが――。〝今日一日〟を懸命に過ごす人間の再生を問う渾身作。
【特集】中国・SF・革命
<創作> ケン・リュウ「宇宙の春」(古沢嘉通 訳) 佐藤究「ツォンパントリ」 王谷晶「移民の味」 閻連科「村長が死んだ」(谷川毅 訳) イーユン・リー「食う男」(篠森ゆりこ 訳) 上田岳弘「最初の恋」 樋口恭介「盤古」 ジェニー・ザン「存在は無視するくせに、私たちのふりをする彼ら」(小澤身和子 訳)
<東アジア—日本 文学年表2014-2020>(作成:長瀬海)
<エッセイ> 立原透耶「『三体』以前と以後 中華圏SFとその周辺」 藤井太洋「ルポ『三体』が変えた中国」 黒色中国「監視社会を生きる人々」
<対談> 閻連科×平野啓一郎「海を越え爆発するリアリズム」
【連載完結】 津原泰水「夢分けの船」 花音かのんの死の謎の核心に迫りつつある修文よしふみに突然届いた、父危篤のメールと、不意の来訪者。構想十二年、瑞々しい青春小説にして著者の新たなる代表作が終幕を迎える。
最果タヒ「パパララレレルル 小説じゃなくて詩」 最果タヒの指先から溢れる言葉は、ジャンルの枠を超えて私たちの身体の中で乱反射す る! 文学の可能性に溢れた連載、ついに完結。
【短篇】 中原昌也「わたしは横になりたい」 佐々木譲「分別上手」
【特別企画】 <対談> エトガル・ケレット×西加奈子 「命がけのユーモアで物語る――「アンチ」から「アンビ」へのすすめ」 <エッセイ> エトガル・ケレット(秋元孝文 訳) 「ぼくはアンチ・イスラエルなのではなくて、アンビ・イスラエルだ」
【文芸再起動 2019→2020】 「多量と多様のあいだで――2019年の日本文芸」山本貴光 「この装幀がすごい! 2019」川名潤×佐藤亜沙美
【対談】 <李龍徳「あなたが私を竹槍で突き殺す前に」連載完結記念対談> 柳美里×李龍徳「未来への苛烈な祈り」 現実が小説に近づきつつある――近未来のヘイト国家となった日本を舞台に差別への反攻を劇的に描いた本作をめぐり、いま、ふたりは何を語るのか。
【連載】 絲山秋子「まっとうな人生」【第2回】 いとうせいこう「福島モノローグ」【第4回】a flower 柴崎友香×岸政彦「大阪」【第4回】大阪の友だち/あそこらへん、あれやろ 宮内勝典「二千億の果実」【第8回】 養老渓谷/チバニアン/蓮池/恐竜ジム/シネマ・ジェニン 恩田陸 灰の劇場【最終回】 町田康 ギケイキ【第28回】
季評「文態百版」私たちとXの間で生じうること 2019年10月〜11月 山本貴光 文芸的事象クロニクル 2019年9月~11月 山本貴光
「はばたけ! くらもと偏愛編集室」第4回 倉本さおり 「反安心安全読書日録」第4回 崎山蒼志 「キネマ文藝 美しいあの女ひと」第2回「Red」夏帆/山本文緒
【書評】 山崎ナオコーラ『リボンの男』【評】犬山紙子 谷崎由依『遠の眠りの』【評】斎藤真理子 小川洋子『約束された移動』【評】三宅香帆 ジョージ・ソーンダーズ/岸本佐知子訳『十二月の十日』【評】伴名練 ニック・ドルナソ/藤井光訳『サブリナ』【評】木澤佐登志 牧野雅子『痴漢とはなにか』【評】田島ハルコ 石川義正『政治的動物』【評】大澤真幸
第57回文藝賞応募規定 著者一覧
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