日中の非正規労働をめぐる現在
上製
石井知章 編著
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出版社:御茶の水書房 |
出版年:2019年01月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784275020970 |
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日中双方の研究者によるネット経済下の非正規労働分析。日中間で共通して抱える非正規労働問題を考え、将来に向けた処方箋と、その打開策を、社会的連帯としてお互いに模索する。
目次: 序 日中の非正規労働をめぐる現在(石井知章) 第Ⅰ部 日本における非正規労働の過去と現在 第1章 非正規労働の歴史的展開(濱口桂一郎) 第2章 日本における非正規雇用問題と労働組合――1998~2009を中心に――(龍井葉二) 第3章 非正規労働者の増加、組合組織率の低下に対して、日本の労働組合はいかに対応してきたのか――コミュニティ・ユニオンの登場とその歴史的インパクト――(高須裕彦) 第4章 過労死問題の法と文化(花見忠) 第5章 日本における過労死問題と法規制(小玉潤) 第6章 非正規労働者と団結権保障(戸谷義治) 第7章 能力不足を理由とする解雇の裁判例をめぐるに忠比較(山下昇) 第Ⅱ部 中国における非正規労働の新たな展開 第8章 雇用関係か、協力関係か――インターネット経済における労使関係の性質――(常凱,鄭小静/清水享 訳) 第9章 独立事業者か労働者か――中国ネット予約タクシー運転手の法的身分設定――(范囲) 第10章 グローバル規模での経済衰退と労働法(劉誠) 第11章 中国経済の転換期における集団労働紛争の特徴と結末――個別案件の分析と探求を中心に――(王晶) 第12章 中国新雇用形態と社会保険制度改革(呂学静) 第13章 非正規労働者の心理的志向性に関するモデルケース(曹霞,崔勲,瞿皎皎/本田親史 訳) 第14章 「法治」(rule by law) が引き起こす中国の労働問題――「城中村」の再開発と「低端人口」強制排除の事例から――(阿古智子) 第15章 中国の非正規労働問題と「包工制」(梶谷懐) 第16章 中国における新たな労働運動、労使関係の展開とそのゆくえ(石井知章) あとがき 執筆者紹介
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