|
|
日熄
/麥田文學
閻連科
|
|
出版社:麥田出版 |
出版年:2015年12月 |
コード:418815 322p 21cm ISBN/ISSN 9789863442981 |
|
|
|
入手不可
海外の出版社より品切れの通知があったものです。ご注文を承ることができません。
|
|
|
|
|
小説は非常に珍しい「夢遊」を導入とし、展開していく。伏牛山脈にある皋田という小鎮で、麦の収穫期にあたる酷暑の夏の夜、およそすべての村人が夢遊し始める。明るい日の光の下ではかつて露わにしたことのない魂そのものに従って、人々は思うままに振る舞い、不条理な報復や略奪が引き起こされる。そして、そのために数百の人々が様々な原因で一夜のうちに死んでいくことになるのだった。 小説の語り部は、李念念という14歳の少年。家は葬儀用品店を営んでおり、夢遊する人々が次々と死んでいくなか、家の商売はいっそう繁盛するのだが……。物語は神秘的かつ奇異であり、人々が想像しがたいものである。さらにこの長編小説は、一日にすべてが起こるジョイス『ユリシーズ』同様、さらに短い夜7時から日出までの一夜のうちに始まり、収束する。 本作品で2016年7月、第6回紅楼夢賞を受賞した(※)閻連科だが、執筆中は非常に苦しみ、何回となく書き直したという。「この小説の中で、私はあえて歴史的な筋書き(グランド・ナラティブ)というものを放棄した。なのになぜ、10回以上もの修正が必要だったのか。それはすべて今の時代の作家が、歴史的筋書きや史実を背景とすることから脱却できずにいるからである。わたしにとってこの一点は、この小説においてとても重要であり、それゆえ、たった一夜、たった一つの村で、すべてのストーリーが一夜に起こり、主要人物が一つの家族である物語を書いたのだ」。
※ 閻連科「日熄」 奪紅樓夢獎首獎 (聯合新聞網 2016.7.20)
目次: 前言:讓我說叨吧 【卷一】一更:野鳥飛進人的腦裡了 【卷二】二更•上:鳥在那兒亂飛著 【卷三】二更•下:鳥在那兒築窩了 【卷四】三更:鳥在那兒生蛋了 【卷五】四更•上:鳥在那兒孵蛋了 【卷六】四更•下:一窩鳥兒孵出來 【卷七】五更•上:大鳥小鳥亂飛著 【卷八】五更•下:有死的也有活著的 【卷九】更後:鳥都死在夜的腦裡了 【卷十】無更:還有一隻鳥活著 【卷十一】升騰:最後一隻飛走了 尾聲:還說啥兒呢
|
|
|
|