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匿名
王安忆
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出版社:人民文学出版社 |
出版年:2016年01月 |
コード:417669 449p 21cm ISBN/ISSN 9787020112616 |
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在庫僅少
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王安憶の第13作目となる長編小説。偶然から起こった誘拐事件を発端とし、全く新たな人生と苦難に満ちたサバイバルに翻弄される老人の物語を描き出す。前作『天香』から4年を経て刊行される本作品は、細部を繊細に表現するこれまでの作品とは大きく異なる、新たな表現に挑戦した手法が特徴である。登場人物は、作者が1980年代半ばに聞いた大学教授の失踪事件からヒントを得たという。
会社を定年退職後、上海の民間貿易会社に再就職した一人の老人が、会社社長と間違えられ誘拐されてしまう。間違いに気付いた犯人は証拠を消すため、山中の廃墟となった集落へ老人を捨て置く。不運にも記憶を失った老人は、これまでの平穏な生活を奪われ、文明的な生活から隔たった場所で、名前や身分を失い、容貌さえも変わった状態で放り出されてしまう……。
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