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河東碧梧桐 表現の永続革命 /文春学藝ライブラリー
石川九楊
出版社:文藝春秋
出版年:2023年12月
コード:   468p   ISBN/ISSN 9784168131073
 
価格 1,815円
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上野千鶴子氏激賞!
「世界最短詩型である俳句は、日本語と格闘せずには表現たりえない。本書は『表現の革命』を論じて、真に革命的な日本語表現論だ」

担当編集者より
今年(2023)年、生誕150年を迎えた伝説の俳人にして書家の河東碧梧桐。その画期的な評伝です。
碧梧桐は、四国松山の学塾で正岡子規と共に学び、やがては子規の正当な後継者と目されるようになりました。しかし、同じく子規門下の高浜虚子から碧梧桐は疎まれ、子規の死後、碧梧桐は俳句界の中心を去り、全国行脚の旅に出ます。
その有名な「三千里」の途上に残した膨大な句の数々、そしてそれらの句を揮毫した碧梧桐の書からは、今なお古びることのない、文学革新の息吹きが伝わってきます。
現代日本を代表する書家であり、かつ日本語論の論客である石川九楊氏がライフワークとして取り組んできた、河東碧梧桐論の集大成です。
2024年1〜2月には、兵庫県市立伊丹ミュージアム(柿衛文庫)で、「河東碧梧桐と石川九楊展」も開かれます。

※初出「文學界」2018年6月号~2019年6月号
 単行本 2019年9月 文藝春秋刊

目次:
口絵
第一章 俳句第二芸術論――赤い椿白い椿と落ちにけり
第二章 子規と碧梧桐――師を追うて霧晴るゝ大河渡らばや
第三章 三千里の旅へ――鳥渡る博物館の林かな
第四章 新傾向俳句の誕生――思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇
第五章 龍眠帖と龍眠会――鮎活けて朝見んを又た灯ともしぬ
第六章 碧梧桐と虚子――虚子といふ友ありけりや冬瓜汁
第七章 無中心論の展開――相撲乗せし便船のなど時化となり
第八章 登山家・碧梧桐――立山は手届く爪殺ぎの雪
第九章 『八年間』の麗姿――ローマの花ミモーザの花其花を手に
第十章 関東大震災の記録――松葉牡丹のむき出しな茎がよれて倒れて
第十一章 新切字の探索――汐のよい船脚を瀬戸の鷗は鷗づれ
第十二章 ルビ付俳句の意義――虎(オ)猫(マヘ)友(ツ)猫(レ)なうて来る鼻声(コヱ)鼻黒が痩せて腰骨(フリ)
第十三章 碧梧桐死す―金襴(テリ)帯かゝやくをあやに解きつ巻き巻き解きつ
河東碧梧桐略年譜
あとがき
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