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義経の東アジア /文春学藝ライブラリー
小島毅
出版社:文藝春秋
出版年:2021年04月
コード:   320p   ISBN/ISSN 9784168130915
 
価格 1,540円
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源平合戦の勝敗は、黄金と銭が決した!なぜ、奥州藤原氏は義経をかくまったのか。なぜ、平清盛は福原に遷都したのか。なぜ、頼朝は弟義経を殺したのか。十二世紀、中国大陸の宋と金の興亡が、日本へ膨大な富をもたらし、平氏政権を生んだ。対外貿易に依存する「開国派」の平氏と奥州藤原氏に対して、農本主義に徹して強固な軍事組織を築いた「鎖国派」源頼朝。東アジアの富と思想の往来、社会経済の転換から、源義経が生きた源平内乱期を俯瞰的に捉え直す。巻末には、小島氏、保立道久氏(日本中世史)、加藤陽子氏(日本近現代史)との座談会「『新しい時代区分』が必要だ」を特別収録。従来の枠組にとらわれず、日本の歴史を文明史的視点で再構成する。

目次:

義経の東アジア
 第1章 義経の時代の東アジア情勢
 第2章 義経登場前夜の日本
 第3章 源平合戦の国際性
 第4章 武士道と義経伝説

異境の表象
朱子学事始―武士の理想像の変容

開かれた日本思想史学へ
歴史を開かれたものに
特別付録 「新しい時代区分」が必要だ
 保立道久、加藤陽子、小島毅
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