現代中国の農村発展と資源管理 村による集団所有と経営
上製
山田七絵
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出版社:東京大学出版会 |
出版年:2020年03月 |
コード: 216p ISBN/ISSN 9784130402927 |
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市場経済化後の農村開発において、中国の村はどのような役割を果たしているのであろうか。中国社会の最深部での詳細な実態調査により、村による集団所有資源管理制度が、農地の流動化や住民組織化などに有効な役割を果たしているのか、その評価を試みる。
目次: 中国の地域区分と調査地の位置
序章 中国の村――歴史の遺物か、独自の開発モデルか 第1章 中国の村とはなにか――共有資源と組織化の原理 第2章 農村改革と基層社会の変化――「自力更生」から「城郷発展一体化」へ 第3章 地域社会の特徴と資源管理の仕組み――華北平原と長江デルタの比較 第4章 利益分配をめぐる制度革新――土地株式合作制の導入と所有制改革 第5章 新しい農業経営モデルの発展と村の役割――効率性と公共性のはざまで 第6章 条件不利地域における村の発展戦略――西北オアシス灌漑農業地域の事例 終章 村はどこへ行くのか――悲観論を超えて
参考文献 初出一覧 あとがき 索引
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