民族自決と民族団結 ソ連と中国の民族エリート
上製
熊倉潤
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出版社:東京大学出版会 |
出版年:2020年03月 |
コード: 382p ISBN/ISSN 9784130362788 |
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「民族自決」を前提として国家建設をしたソ連、同じ社会主義国でありながら、「民族団結」を前提として国家建設をした中国。本書は両国の少数民族政策を比較し、両国の制度的な差異、そして国家そのものの差異を明らかにし、崩壊した国家・ソ連と存続した国家・中国の本質に迫る、気鋭の論考。
目次: 序 章 中ソの差異はどこのあるのか 本書の取り上げる地域と時期 本書の構成
Ⅰ ソ連邦構成共和国の政治エリート集団 第1章 1920年代の共和国政治エリート集団(1920-29年) はじめに 1 1920年代前半における政治エリート集団の形成過程 2 1920年代後半における政治エリート集団の変容過程 おわりに 第2章 集団化と経済再建の時期の共和国政治エリート集団(1929-37年) はじめに 1 集団化(1929-30年) 2 危機下の迷走(1931-33年) 3 集団化後の展開 おわりに 第3章 大テロルと大祖国戦争の時期の共和国政治エリート集団(1937-45年) はじめに 1 大テロル期の変化 2 大テロル後の変化(1938年5月-40年) 3 大祖国戦争期(1941-45年) おわりに
Ⅱ 中国少数民族自治区の政治エリート集団 第4章 国家建設期の自治区政治エリート集団(1949-56年) はじめに 1 建国初期の新彊省指導部 2 新彊ウイグル自治区指導部の誕生 おわりに 第5章 反右派闘争と大躍進運動の時期の自治区政治エリート集団(1957-65年) はじめに 1 反右派闘争 2 大躍進運動 おわりに 第6章 文革期の自治区政治エリート集団(1966-76年) はじめに 1 文革初期(1966-68年) 2 文革中期(1968-72年) 3 文革後期(1973-76年) おわりに
終章 民族自決と民族団結 統計から見た差異 他の連邦構成共和国、少数民族自治区を含めた一般化 下級自治単位を含めた一般化 差異を持つ意味――比較帝国論の観点から あとがき 註 参考文献一覧 年表 重要人物略歴一覧(中国新疆ウイグル自治区編) 重要人物略歴一覧(ソ連カザフ共和国編) 用語解説 人名索引(中国編) 人名索引(ソ連編) 事項索引
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