国境を越える危機・外交と制度による対応 アジア太平洋と中東
/危機対応学
上製
東大社研,保城広至 編
|
|
出版社:東京大学出版会 |
出版年:2020年06月 |
コード: 350p ISBN/ISSN 9784130302180 |
|
|
|
アジア太平洋と中東を主な分析対象地域として、政治的危機と経済危機という国境を越える二つの危機の原因、危機の直接的な帰結とそれに対応するための処方箋、および危機の予防という三つの問題を考察する。国際危機に対して今後の知見を広げる。
目次: 序章 国境を越える危機――その原因、帰結と対応、そして予防(保城広至)
第I部 危機の原因と直接的対応 第1章 アジア・中東――危機と秩序の構図(保城広至) 第2章 戦後日米同盟の危機とレジリエンス――安倍=トランプ政権下での日米同盟の二つのシナリオと危機対応(西川賢) 第3章 米中関係と危機――政治的意思による安定とその脆弱性(佐橋亮)
第Ⅱ部 危機の帰結 第4章 「危機的」な日中関係と対中感情温度(伊藤亜聖) 第5章 国際危機と日韓関係――日韓パートナーシップ宣言の促進剤としての国際危機(曺良鉉) 第6章 アジア通貨金融危機と中央銀行の独立性強化――危機の責任とIMFコンディショナリティ(岡部恭宜)
第Ⅲ部 危機の予防 第7章 戦争の危機と重要施設の移転――日中の比較史(丸川知雄) 第8章 危機対応の制度化としての予防外交――OSCEモデルの中東への適用案(中村覚) 第9章 仮想通貨をめぐる危機対応と規制――古い革袋に新しい酒?(中川淳司)
あとがき(保城広至)
付録 国際政治危機年表・経済危機年表(松岡智之・保城広至)
|
|