残響の中国哲学 言語と政治 増補新装版
上製
中島隆博
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出版社:東京大学出版会 |
出版年:2022年05月 |
コード: 384p ISBN/ISSN 9784130101547 |
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中国哲学と西洋哲学の交差から何が見えてくるか。荘子、朱子学、魯迅、ポーコック、アーレント、レヴィナス……言語と政治をめぐる古今の思考に分け入り、かき消されてきた声の響きを聞くことによって、他者たちのための哲学の可能性をひらく。中国哲学を脱構築する企て。
目次: 序 文字の誕生――夜哭く鬼
I 言語と支配 第1章 正しい言語の暴力――『荀子』 第2章 どうすれば言語を抹消できるのか――言尽意/言不尽意論 第3章 オラリテの次元――『荘子』 第4章 言語の政治的支配は可能か――儒家・墨家・道家・法家
II 起源と伝達 第5章 文学言語としての隠喩――劉勰『文心雕龍』 第6章 他者への透明な伝達――朱子学 第7章 古文、白話そして歴史――胡適
III 他者の声 第8章 公共空間と語ること――ハンナ・アーレント 第9章 誰が他者なのか――エマニュエル・レヴィナス 第10章 速朽と老い――魯迅
IV 救済の方位 第11章 中国哲学の現在地――マイケル・ピュエットの挑戦 第12章 尹東柱はわれらの同時代人 第13章 声の乱調――中国と女性
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