危機の時代の哲学 想像力のディスクール
上製
中島隆博
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出版社:東京大学出版会 |
出版年:2021年08月 |
コード: 428p ISBN/ISSN 9784130101516 |
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世界はいま危機に直面している。その危機に直面したときに試されているのが、我々の想像力であり、イメージの力なのである。その想像力を鍛えるのに最も重要なのは、批判(クリティーク)なのだ。いま最もアクチュアルに活動している哲学者・中島隆博が紡ぐ、危機の時代の哲学の実践へ。
目次: はじめに
第Ⅰ部 近現代における哲学の批判 第1章 主権のパルタージュ(I)原子力と主権 第2章 主権のパルタージュ(II)民主主義と立憲主義 第3章 沖縄の語り方――大田昌秀と伊波普猷 第4章 記憶と正統――丸山眞男における法・暴力・歴史 第5章 不服従の遺産――1960年代の竹内好
第Ⅱ部 近代日本における哲学の批判 第6章 関係概念としての東アジア、周辺としての東アジア――廣松渉と三木清 第7章 言葉の言葉――三木清の普遍性と宗教性 第8章 批判と道徳――クロード・レヴィ=ストロースと梅本克己
第Ⅲ部 中国における歴史の批判 第9章 中国の歴史意識――歴史叙述と正しさ 第10章 統への欲望を断ち切るために――中国史学史 第11章 司馬遷『史記』の想像力――鳥、龍、星の友情
第Ⅳ部 東アジアにおける表象の批判 第12章 美学にとって「中国」とは何か――朱光潜の中国的モダニズム 第13章 線とオリエント――ヴァーチャル・リアリティーのもう一つの語り方 第14章 舌のない人間の様に――撫順炭鉱での沈黙
註 あとがき 参考文献 索引
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