佐藤春夫中国見聞録 星/南方紀行
/中公文庫
佐藤春夫
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出版社:中央公論新社 |
出版年:2021年06月 |
コード: 352p ISBN/ISSN 9784122070783 |
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「あまり日本語で話をしない方がいい。皆、日本人を嫌っているから」―――中華民国初期の内戦最前線を行く「南方紀行」、名作「星」など運命のすれ違いを描く9編。
佐藤春夫は戦前の二十数年間に中国を三度訪れた。一九二〇年、台湾から対岸の福建省へ。七年後には杭州・南京へ。しかし時代は田漢・郁達夫との友情に暗い影を落とす……。「南方紀行」では東アジア初の社会主義実験都市・漳州を訪れているほか、「曾遊南京」で明らかになる蒋介石とのすれ違いなども興味深い。また、「わが支那游記」は長らく行方不明であったが近年発見された。文庫オリジナル。〈編集・解説〉河野龍也〉
目次: ・星
・南方紀行 厦門採訪冊 厦門の印象/章美雪女士の墓/集美学校/ 鷺江の月明/漳州/朱雨亭の事、その他
・市井の人々-大陸逸聞- 老青年 南京雨花台の女
・交遊の思い出-郁達夫・田漢- 西湖の遊を憶う 秦淮画舫納涼記 曾遊南京
・わが支那游記
・旧友に呼びかける
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