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和算 江戸の数学文化
/中公選書
小川束
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出版社:中央公論新社 |
出版年:2021年01月 |
コード: 336p ISBN/ISSN 9784121101143 |
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日本の数学は17七世紀半ばから中国の影響を脱し、独自の発展を遂げた。なかでも関孝和や建部賢弘の業績は多岐にわたり、極めて高度な内容を含んでいた。一方、一般向けの数学啓蒙書『塵劫記』が大ベストセラーとなって海賊版や類書が出回ったり、額や絵馬に問題や解法を記して神社仏閣に納める算額奉納が盛んに行われるなど、庶民の間でも広く楽しみとしての和算が定着した。最新の研究に基づいて、江戸に花開いた豊かな数学文化を繙く。
目次: 第1章 『塵劫記』の世界―近世日本の数学の始まり 第2章 関孝和の数学―日本の数学の確立者 第3章 関流の数学―研究の組織化 第4章 建部賢弘の数学思想―江戸城の数学 第5章 数学の広がり―発展と混乱 第6章 流派と教科書―数学の標準化 第7章 発展する数学―数学の爛熟 第8章 算額の世界―文化としての数学 第9章 明治維新と日本の数学―旧数学から新数学へ 補 章 中国の数学―アジアの中の日本を考えるために
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