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台湾漫遊鉄道のふたり
楊双子/三浦裕子 訳
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出版社:中央公論新社 |
出版年:2023年04月 |
コード: 300p ISBN/ISSN 9784120056529 |
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「心配ご無用。滷肉飯(ルーローファン)を食べても、おこわの上にのってるワタリガニ、二・三杯は食べられるわ!」 日台女ふたり鉄道旅。出会って、恋して、台湾を食べつくす。 気鋭の台湾人作家によるシスター“フード”小説。
1938年、講演旅行で日本統治下の台湾へ渡る作家・青山千鶴子と、現地で出会う通訳担当の台湾人・王千鶴。2人の“千鶴”は台湾縦貫鉄道に乗り、各地へ遠征する。冬瓜茶(冬瓜ジュース)、肉そぼろサンドカステラ、菜尾湯(五目スープ)、愛玉湯、ひき肉の煮つけなどなど……濃厚な台湾グルメを平らげ、ときを分かち合う日々に、友情と恋愛感情が交差するも、当時の日台植民地関係、貧富の差、女性差別が否応なく影を落とす――日本でも愛される台湾の食文化と、歴史に翻弄された複雑なアイデンティティが、日台の女性同士による会話劇と旅行記で味わえる、何重にも美味しい一冊。
【原著】
『臺灣漫遊錄 /春山文藝』 2020年04月 春山出版社
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