深層日本論 ヤマト少数民族という視座
/新潮新書
工藤隆
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出版社:新潮社 |
出版年:2019年05月 |
コード: 256p ISBN/ISSN 9784106108136 |
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日本人は少数民族、すなわちヤマト少数民族である!そう捉えると様々な謎がとけてくる。なぜ粗末な穀物倉庫が伊勢神宮正殿となったのか。秘される大嘗祭で天皇は何をしているのか。今なお、無文字文化の名残を残す中国少数民族に、在りし日の日本の姿をみた碩学が、古事記、万葉集(和歌)、伊勢神宮、大嘗祭をめぐって、本当の“日本古来”とは何なのかを、遥か古代にまで遡って説く日本論の決定版。
目次: はじめに 第一章 近代国家日本の二重構造 第二章 三つの文明開化があった 第三章 ヤマトから大和へ 第四章 少数民族という視点 第五章 ヤマト少数民族はなぜ国家を形成できたのか 第六章 「古事記」――少数民族文学から日本文学へ 第七章 「万葉集」――生きている歌垣文化からみる 第八章 「伊勢神宮」――なぜ高床の穀物倉庫を神聖化したのか 第九章 「大嘗祭」――なぜ稲と〈女〉が重視されたのか 第十章 近代化された表層、アニミズム系文化の基層 おわりに 少数民族文化調査の主要なものの日程・行程 コラム 在りし日の雲南
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