中国古代、殷周革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げる、中国明代に成立した神怪小説。抄訳版。
目次: 一 紂王、女媧宮を詣でる 二 千年の狐、紂王のきさきとなる 三 雲中子、剣を進めて妖を除く 四 費仲、計略により姜皇后を廃する 五 姫昌、燕山で雷震を収める 六 哪吒、陳塘関に生まれる 七 哪吒、蓮華化身をあらわす 八 姜子牙、崑崙山からおりる 九 伯邑考、進貢して罪をあがなう 十 渭水に文王、太公望を訪ねる 十一 妲己、計を設けて比干を害する 十二 崇侯虎を斬り、文王、託孤する 十三 周紀、武成王に反をそそのかす 十四 黄天化、潼関で父に会う 十五 黄飛虎、泗水で大いに戦う 十六 張奎芳、詔を奉じて西征する 十七 姜子牙、ひとたび崑崙に上る 十八 四聖、西岐で子牙に会う 十九 魔家四将、黄天化に遭遇する 二十 黄花山で鄧辛張陶を収める 二十一 聞仲、西岐で大いに戦う 二十二 十天君、十絶陣を講じる 二十三 姜子牙、魂魄をぬきとられる 二十四 十二大仙、十絶陣を破る 二十五 趙公明、聞仲を補佐する 二十六 陸圧、計を献じて公明を射る 二十七 三姉妹、九曲黄河陣をしく 二十八 聞仲、絶竜嶺で天に帰る 二十九 鄧九公、勅を奉じ西征する 三十 土行孫、立功を誇示する 三十一 土行孫、西岐に帰伏する 三十二 子牙、計を設け九公を収める
|