中國紀行 CKRM Vol.27
/主婦の友ヒットシリーズ
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出版社:アジア太平洋観光社/主婦の友社発売 |
出版年:2022年05月 |
コード: 132p ISBN/ISSN 9784073433323 |
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教育という言葉が、なぜ難しく硬いイメージになってしまったのか。日本最古の教育機関と、その根底にあった儒学に迫ります。
教育という二文字を目にすると、何だか難しそう。とか、硬い感じがする。と、思われる方が多いのではないでしょうか。それはきっと、幼少期の経験に基づいた感覚でしょう。儒学といわれても、何のことかわからないと思われるかもしれませんが、論語といえば耳馴染みがあるのではないでしょうか。論語は孔子という人の教えを弟子がまとめたものですが、それを元に、中国で昔から大切にされてきた考えを学ぶのが、儒学なのです。その儒学という人間が生きる上で学んできた知恵を中心に、様々な学問を学ぶ場として、日本では学校が生まれました。学校で学べるのは生きるための知恵ですので、教育を受けられるということは、凄く幸せなことでした。教育とは、昔は嬉しくなれる意味を持つ言葉だったのです。ではどうして、教育という響きに難しい、硬いといった、近寄りがたいイメージがついてしまったのか。もしかしたら教育を受ける場所に、何かしらの原因があったのかもしれません。近世日本の教育遺産に注目しながら、その根幹になっていた儒学とは何か、中國紀行CKRM的視点で紹介いたします。
目次: prologue 儒学と大日本史 中国での「儒学」の成り立ちと発展 日本を支えた、教育の遺産 足利学校 建仁寺 萬福寺 弘道館 閑谷学校 湯島聖堂 徳川光圀と朱舜水がいた場所で epilogue 真心と名君 カフェテラスで漢詩を 茶旅する――バタバタ茶の謎を追って(1)振り茶の謎 en=tusare 江南地方の水郷古鎮をめぐる旅 登封の墓碑に残る日本僧たち 製造業会社員が見た中国 詩経の世界へいざ、now 耳順従心
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