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通州事件 日中戦争泥沼化への道
広中一成
出版社:星海社/講談社発売
出版年:2017年01月
コード:   192p   ISBN/ISSN 9784061386075
 
価格 968円
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居留民225名死亡。見逃された予兆、責任逃れ、プロパガンダ

日中戦争開始から約3週間後の1937年7月29日。北京からほど近い通州で、日本の傀儡政権である冀東政権麾下の中国人部隊「保安隊」が突如反乱を起こした。「通州事件」と呼ばれるこの反乱により、225名もの日本人居留民(うち111名が朝鮮人)が命を落とした。しかし、通州事件には、未だ多くの疑問が残されている。「反乱はなぜ起きたのか?」「予兆はなかったのか?」「責任は誰が取ったのか?」「事件はどう報道されたのか?」──本書では、これらの疑問に対し、数々の史料を駆使して検討を加える。事件発生から80年が経とうとしている今だからこそ、我々は感情的で不毛な議論を排し、実証的見地からその全貌を捉え直さなければならない。
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