移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々
/角川文庫
安田峰俊
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出版社:KADOKAWA |
出版年:2019年04月 |
コード: 320p ISBN/ISSN 9784041070680 |
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国民国家の「エラー」にされた人々。 彼らから見た、移民大国・日本と世界の姿。 日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐった傑作ルポ!! いま、世界のルールは動揺している。「境界に置かれていた人々が、ルールの書き換えを強く要求する時代になったのだ。 我々は、彼らを知らなくてはならない――。 日本で生まれ育ったにもかかわらず無国籍者となった女子大生。 中国の軍閥高官の孫だったにもかかわらず夜都の住人を選んだ男。 移民、難民、無国籍者に、暮らしていた国が滅びた遺民、そして国家から切り捨てられた棄民など。 国民国家の「エラー」にされた人々の実態とは?彼らの眼に移民大国・日本はどのように映っているのか? 日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐり、国と国の境界線に立つ人々、「境界の民」に迫った傑作ルポ!!
<本書に登場する境界の民> ・日本で生まれ育った「無国籍者」。難民二世のベトナム人 ・日本人も信用できない四面楚歌。懊悩するウイグル人 ・夜都・上海に生きる軍閥の末裔。『文藝春秋』を愛読する中国人 ・日系企業・メディアを見限った漢奸の日本人と中国人 ・日本にも中国にも媚びない“ナショナル”を再構築する台湾人
目次: はじめに 第一章 クラスメイトは難民――日本のなかのベトナム 第二章 偽りのシルクロード(上)――迷走するウイグル 第三章 偽りのシルクロード(下)――道具としてのウイグル 第四章 ガラパゴスのコスモポリタン――引き裂かれる上海 第五章 黒いワイルド・スワン――軍閥、文革、歌舞伎町 第六章 甘すぎる毒の島――幻想としての台湾 あとがき 文庫版あとがき 主要参考文献一覧 解説 広中一成
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