中国のデジタルイノベーション 大学で孵化する起業家たち
/岩波新書(新赤版)1931
小池政就
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出版社:岩波書店 |
出版年:2022年06月 |
コード: 190p ISBN/ISSN 9784004319313 |
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キャッシュレス決済やブロックチェーン技術など、中国では目をみはる勢いでデジタル化が進展している。そこには日本からは見えない民間と大学の重要な役割があった。「創業・創新」の中核を担う清華大学に籍を置く著者が、豊富な事例をもとに中国式DXの現状と課題を掘り下げ、日本が学ぶべき点を提示する。
目次: はじめに
第1章 いつの間にか日本の四倍。中国経済のいま 日本にとっては一番の商売相手/さらなる拡大のために求められる内部の進化
第2章 中国式イノベーションの土壌を歩く 新たな組み合わせが新しい価値を産む/不便な生活インフラがネットビジネスの肥料に/肥料のない土壌で苦戦する日本のキャッシュレス/旺盛な創業意欲がネットと出会う
第3章 創新・創業を支える大学コミュニティの内側 大学で孵化する起業家たち/寛容と挑戦を重んじる風潮/中国市場への橋頭堡とする外国企業/大学と外部を?げるサイエンスパーク/中関村――教育区が一大創業区へ/過熱する証券市場からも流れる資金
第4章 ブロックチェーンに注力する民と官 蟹もワインも本物を保証/規制も国境も越えるたくましさ/理念を軸に経済圏を創造するリーダーたち/デジタル人民元で中央集権の強化へ
第5章 諸刃の剣を巧みに扱う政府 管理下での容認/巨人を手懐けられるか/独禁法を振りかざすも本気度は?/政治闘争の様相が色濃く/デジタル経済の要の半導体は内製化を推進/日本の教訓は生かされるか/「一帯一路」もデジタルで拓く
第6章 日本にも「プラス」とできるか 何のためのデジタル化なのか/新しい市場を開拓するために/中国への心理的距離と国内の空気
おわりに
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