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陸海の交錯 明朝の興亡 シリーズ中国の歴史4 /岩波新書
檀上寛
出版社:岩波書店
出版年:2020年05月
コード:   272p   ISBN/ISSN 9784004318071
 
価格 946円
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中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克――明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第4巻は、14世紀の元末から清が台頭する17七世紀まで、300年にわたる明の興亡を描く。中国社会の多元性・多様性に対して、一元化・画一化の力学がどのように働いたのか、その顛末がここにある。

〈目次〉
はじめに

第一章 明初体制の成立
 一 元末の反乱と明朝の誕生
 二 絶対帝制の確立
 三 社会統制策と他律的儒教国家

第二章 明帝国の国際環境
 一 中華の復興と朝貢一元体制
 二 永楽帝の積極外交
 三 中華と夷狄の統合

第三章 動揺する中華
 一 明初体制の弛緩
 二 朝貢一元体制のほころび
 三 明代史の転換点

第四章 北虜南倭の世紀
 一 嘉靖新政の幻想
 二 辺境地帯の騒擾
 三 朝貢か互市か

第五章 爛熟と衰勢の明帝国
 一 張居正の改革と挫折
 二 流動化する社会
 三 変容する東アジア

第六章 明から清へ
 一 政争と混乱のゆくえ
 二 明朝滅亡
 三 混沌の帰趨

おわりに
あとがき

図表出典一覧
主要参考文献
略年表
索引
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