中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
紀元2600年の満州リーグ 帝国日本とプロ野球
坂本邦夫
出版社:岩波書店
出版年:2020年07月
コード:   398p   ISBN/ISSN 9784000614160
 
価格 3,300円
  <東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
 
カートに入れる
東京オリンピックが幻に終わった1940年。神武天皇即位から2600年とするこの年、日本統治下の満州で、日本プロ野球チームによるリーグ戦が開催された。しかし、これを契機にプロ野球は国策と戦争に翻弄されていく――。学生野球が盛んだった1920年に「職業野球」として始まり、蔑まれつつ、苦難の道を歩んだ日本プロ野球の埋もれた歴史を描き出す。

目次:
プロローグ──感謝状と名刺

第1章 「武士道」をまとった「べーすぼーる」
 1 アイアンコーノと呼ばれた男
 2 「べーすぼーる」から武士道野球への変容
 3 野球害毒論争
 4 早大講師を辞す

第2章 日本初のプロ野球チームの主力はなぜ朝鮮人選手だったのか
 1 日本運動協会の誕生
 2 「満鮮遠征」と孫孝俊の加入
 3 運命を変えた関東大震災
 4 再生
 5 斜陽
 6 解散

第3章 満州の野球人になった孫孝俊
 1 孫孝俊のマキノ映画時代
 2 満州野球史
 3 孫孝俊の奉天・新京時代

第4章 河野安通志、苦難の再挑戦
 1 「野球狂時代」が生んだ「統制令」と「プロ野球」
 2 草刈り場になった満州野球界
 3 名古屋軍総監督として手掛けた先駆的取り組み
 4 片翼の鷲
 5 日中戦争下のプロ野球

第5章 「満州リーグ」──紀元二六〇〇年のペルソナ
 1 満州日日新聞からの手紙
 2 機構改革と渡満の準備
 3 異郷の白球譜

第6章 総力戦体制への悲しき擬装
 1 新体制下のプロ野球
 2 第二回満州リーグの中止
 3 日米開戦
 4 レジスタンスなき擬装

第7章 その後の孫孝俊と満州野球界
 1 孫孝俊が作った野球チーム
 2 甘粕の満映野球部
 3 満州野球界の終焉

エピローグ──喝采なき栄光
 1 見果てぬ夢
 2 野球で民族崛起を願った男

あとがき

満州リーグの成績/一九四〇年夏季通算の成績/満州リーグ全七二試合と帯同試合九試合
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について