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日本植民地研究の論点
日本植民地研究会 編
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出版社:岩波書店 |
出版年:2018年07月 |
コード: 310p ISBN/ISSN 9784000612791 |
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研究の緻密化と並行して細分化が進むなか、「帝国」の構造や植民地支配のあり方を総体として把握・理解する必要性がますます高まっている。そのために必要な論点を、政治・経済の制度と文化的側面の双方に目を配りつつテーマ別に整理し、第一線の研究者36人がわかりやすく解説する。研究の到達点と今後の展望を提示する画期的入門書の誕生。
目次: はじめに(須永徳武,谷ヶ城秀吉) 凡例
第Ⅰ部 植民地支配の基盤 第1章 植民地主義(駒込武) 第2章 統治機構と官僚・警察・軍隊(松田利彦) 第3章 被支配者の主体性(加藤圭木) 第4章 アジア経済史と植民地経済史(竹内祐介) コラム① 国民経済計算・数量経済史(須永徳武) 第5章 「国策」と企業経営(平山勉) 第6章 社会資本と「公共性」(清水美里) コラム② 鉄道(林采成) 第7章 技術移転(李海訓) 第8章 大東亜共栄圏(安達宏昭) コラム③ 内国植民地(大浜郁子) 第9章 戦後東アジア経済(湊照宏)
第Ⅱ部 植民地の社会と文化 第10章 ジェンダー・セクシュアリティ(金富子) 第11章 労働(都留俊太郎) 第12章 人の移動(細谷亨) コラム④ 観光(千住一) 第13章 教育の制度と構造(古川宣子) コラム⑤ スポーツ(小野容照) 第14章 医療・公衆衛生(鈴木哲造) コラム⑥ 医学と生命(末永恵子) 第15章 宗教と信仰(青野正明) 第16章 住居・都市・領域(青井哲人) 第17章 東アジアの近代文学と日本語小説(波田野節子) コラム⑦ 映画(高媛) コラム⑧ 芸能・歌謡(三ツ井崇) 第18章 日本在留朝鮮・台湾出身者(宮本正明)
第Ⅲ部 視角と方法 第19章 帝国主義研究の現在的意義(兒玉州平) コラム⑨ 日本史と植民地研究(吉井文美) コラム⑩ アーカイブズ(加藤聖文) 第20章 「間-帝国史 trans-imperial history」論(水谷智) コラム⑪ 植民地近代論(松本武祝) 第21章 グローバル・ヒストリーから見た「日本帝国」(脇村孝平) 第22章 記憶(飯倉江里衣) コラム⑫ 地域における歴史実践(小林信介) コラム⑬ 植民地責任論(浅田進史)
参考文献一覧 あとがき(谷ヶ城秀吉)
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