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問答有用 中国改革派19人に聞く
吉岡桂子
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出版社:岩波書店 |
出版年:2013年11月 |
コード: 270p ISBN/ISSN 9784000253185 |
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中国人の中にも様々な考えがある。そうした意見に耳を傾け、対話を重ねることが、相互理解には必要なのではないか。大国への歩みを急ぐ中国が抱える問題を指摘し、多様な分野で活動をしている改革派の声を紹介。経済エリート、研究者、ジャーナリスト、NGO活動家など、19人へのインタビューと解説によって構成。
目次: はしがき
第Ⅰ部 彷徨える中国、その行方 第1章 「めざすべきは「国家資本主義」ではない」 呉敬璉 ▼重鎮が語る国家資本主義の限界 第2章 「政治改革はむこう一〇年の大きな課題」 賀衛方 ▼人治の都で法治を叫ぶ 第3章 「毛沢東を普通の人に戻そう」 茅于軾 ▼毛沢東批判の経済学者 第4章 「新世代の農民工は、我慢してきた親の世代とは違う」 常凱 ▼新世代「農民工」への視線 第5章 「本当の心配は、「未富先老」のなかで成長を持続できるかだ」 蔡昉 ▼老いる中国という危機 第6章 「社会の矛盾もたいへんな速度で積み上がった」 周其仁 ▼超高成長が残したもの
第Ⅱ部 岐路に立つ経済大国 第7章 「金融危機が起きる可能性は次第に大きくなっている」 陳志武 ▼率直に発言する心強い隣人 第8章 「都市と農村の二元構造が最大のリスクだ」 郭樹清 ▼改革にマイナスになることとは 第9章 「中国の課題は、成長率を安定的に落としていくこと」 秦暁 ▼「太子党」が語る金融改革 第10章 「金融協力を通じて、信頼を深めることができる」 易綱 ▼人民元と円との握手 第11章 「市場の見えざる手より、政府の見える手が多すぎる」 呉暁霊 ▼若者の熱情不足を嘆く 第12章 「世界中が我々のお金を求めている、と傲慢になってはならない」 高西慶 ▼チャイナマネーの強さと脆さ 第13章 「中国はまだ金融弱国、先進国のやり方を一気に持ち込めない」 夏斌 ▼人民元改革はどう進むか
第Ⅲ部 中国を変える力 第14章 「大きなスローガンよりも、一歩ずつ前へ」 戴晴 ▼「動乱記者」の前向きな活動 第15章 「中国の環境意識は大きく変わりうる」 馬軍 ▼環境NGOとジャーナリズムのあいだ 第16章 「原発大躍進には断固として反対する」 何祚庥 ▼「体制内」からの原発計画反対論 第17章 「中国の民意は一つじゃない」 安替 [Twitter@mranti] ▼注目のブロガーが考える「民意」とは 第18章 「中国に英雄がいるとしたら、一人だけ。それはインターネットです」 郭玉閃 ▼行動する若手知識人が語る「日本」 第19章 「制限が多い中国だからこそ、私たちジャーナリストが果たす役割は大きい」 胡舒立 ▼「中国で最も危険な女」の存在感
あとがき
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