中国明堂思想研究 王朝をささえるコスモロジー
上製
南澤良彦
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出版社:岩波書店 |
出版年:2018年02月 |
コード: 330p ISBN/ISSN 9784000238915 |
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古代中国において国家の重要な典礼が行われた「明堂」は漢代すでにその正確な形式や規模は失われていた。にも関わらず、歴代王朝はなぜ困難な「明堂」の復元を試みたのか。本書は錯綜する「明堂」の言説を丹念に集め、新たな知見とともに思想通史として解き明かす。風水思想や中国医学とも関連する「明堂」研究の基本の一冊。
目次: 序章 第一節 問題の所在 第二節 研究史 第三節 本書の研究目的と構成 第一章 先秦両漢時代 王者の殿堂、神霊の殿堂 序 第一節 先秦時代 第二節 前漢時代 第三節 後漢時代 結語 第二章 魏晋時代 絶え間なき論争と変革 序 第一節 曹魏時代 第二節 西晋時代 結語 第三章 南朝宋時代 伝統と新天地での革新 序 第一節 明堂の創建 第二節 明堂の祭祀 第三節 明堂の五帝 第四節 「明堂歌」の構成 第五節 「明堂歌」の神神 結語 第四章 南朝斉梁陳時代 中華意識と柔軟性 序 第一節 南斉時代 第二節 梁時代 第三節 陳時代 結語 第五章 北朝北魏時代 正統王朝となるために 序 第一節 平城明堂の建立 第二節 平城明堂の構造 第三節 平城明堂の機能 第四節 北魏の明堂論と洛陽明堂の建立 第五節 洛陽明堂の構造と機能 第六節 北魏明堂の祭祀 結語 第六章 隋代 確乎不抜の正統意識 序 第一節 牛弘の明堂奏議 第二節 宇文愷の明堂奏議 第三節 牛弘と宇文愷の明堂案の特色 第四節 隋の明堂祭祀 結語 第七章 唐代 私が古典を創作する 序 第一節 則天武后以前の明堂論議 第二節 則天武后の明堂 第三節 則天武后以降の唐の明堂 第四節 唐の明堂の祭祀と唐代三大礼 結語 第八章 宋元明清時代 復古と世俗化 序 第一節 宋元時代の明堂 第二節 明清時代の明堂 結語 終章 明堂の変遷と波及 序 第一節 明堂の位置 第二節 明堂の構造 第三節 明堂の祭祀 第四節 明堂の波及 結語 あとがき 索引
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