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二つの大戦と帝国主義Ⅱ 20世紀前半 /岩波講座 世界歴史 第21巻 上製
永原陽子,吉澤誠一郎 責任編集/藤原辰史,池田嘉郎,中野耕太郎,飯塚正人,石井香江,篠原琢,野村親義,平井健介,中村隆之,田中ひかる,高嶋航,小野仁美,長井伸仁,三澤真美恵,武内房司
出版社:岩波書店
出版年:2023年02月
コード:   312p   ISBN/ISSN 9784000114318
 
価格 3,520円
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帝国主義・植民地主義の継続と二度にわたる世界大戦は、地球上のあらゆる人々の関係や労働、生き方、国家や社会のありようを大きく左右した。第二〇巻とともに二〇世紀前半を扱う本巻では、社会・経済の変容や民族・思想・文化といった側面に光をあて、二つの大戦をはさんだ世界史の連続性と非連続性を考える。


目次:
展望 Perspective

 はしがき

世界犠牲システムの形成と肥大 藤原辰史
 一、犠牲の現場
 二、長い「破滅の時代」
 三、供犠に供される人間
 四、戦争に供せられた日常
 五、「ゆたかな時代」に供せられた時代
 六、生きていたことの痕跡

問題群 Inquiry

ソヴィエト社会主義の成立とその国際的文脈 池田嘉郎
 はじめに
 一、帝国主義と第一次世界大戦
 二、ロシア内戦と社会主義
 三、ソヴィエト社会主義とアウタルキー
 四、社会主義大国の出現

二〇世紀アメリカの勃興 中野耕太郎
 はじめに――二つの「二〇世紀アメリカ」
 一、兆し
 二、一九世紀末の危機
 三、革新主義の実験
 四、第一次世界大戦のアメリカ
 五、一九二〇年代
 六、ニューディールと「アメリカの世紀」
 むすびにかえて

イスラーム主義の盛衰 飯塚正人
 はじめに
 一、列強の優位が生んだイスラーム主義の思想
 二、大衆イスラーム主義運動の誕生
 三、巨大組織への成長
 四、エジプト政治への進出とバンナー暗殺
 五、一九七〇年代以降の展開
 おわりに

焦点 Focus

労働とジェンダー――交差する分業体制 石井香江
 はじめに
 一、第一次世界大戦期の労働とジェンダー
 二、戦間期の労働とジェンダー
 三、ナチ期の労働とジェンダー
 おわりに

中央ヨーロッパが経験した二つの世界戦争 篠原琢
 一、歴史の断絶
 二、第一次世界大戦期の帝国
 三、帝国の解体と「リベラルな帝国」の再建
 四、第二次世界大戦と住民追放
 おわりに

インドにおける工業化の進展 野村親義
 一、概観
 二、レッセフェール経済政策
 三、労働取引
 四、資本取引
 五、結論

日本植民地の経済――台湾と朝鮮 平井健介
 はじめに――植民地経済の分析視角
 一、植民地の開発――産業化、財政独立、帝国内分業
 二、農業近代化の重荷――農民は忙しくなるばかり
 三、植民地経済における「地域」――鳥の目と虫の目
 おわりに

ネグリチュード運動の形成 中村隆之 
 はじめに――ネグリチュード運動とは何か
 一、両大戦間期における人種意識の生成
 二、脱植民地化期のネグリチュード運動
 おわりに――ネグリチュード運動の遺産

アナーキストによる国境を越えた連帯 田中ひかる
 はじめに
 一、一九世紀末から第一次世界大戦前まで
 二、第一次世界大戦とロシア革命におけるアナーキストたち
 三、ロシア革命以降の時代
 おわりに

 コラム Column
 幻の満洲国国歌――スポーツと政治 高嶋航
 近現代のイスラームと家族 小野仁美
 二つの大戦とフランス共和政の表象』 長井伸仁
 台湾人元「慰安婦」被害女性の声を聞く――記録映画『阿媽の秘密』と『葦の歌』 三澤真美恵
 ベトナム南部社会と宗教運動 武内房司
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