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中華世界の盛衰~4世紀
/岩波講座 世界歴史 第5巻
上製
冨谷至 責任編集
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出版社:岩波書店 |
出版年:2021年11月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784000114158 |
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前回刊行から四半世紀――三〇〇名を超える執筆者を迎えて考究される世界史の新たなる全容。岩波講座世界歴史、第三期第二回配本。
先秦時代から西晋まで。いま明かされる、古代東アジア世界の全貌。 四世紀以前の東アジアに誕生した文明、統一帝国はどのような思想・制度下に成立したのか。周辺民族や文化を呑みこみながら変容していく「中華世界」の全貌を描く。「中華世界の重層環節」の第一巻。(帯より)
編集委員:荒川正晴 , 大黒俊二, 小川幸司, 木畑洋一, 冨谷至(第5巻責任編集), 中野聡, 永原陽子, 林佳世子, 弘末雅士, 安村直己, 吉澤誠一郎
目次:
展望 Perspective
中華世界の重層環節 その第一幕┄┄┄┄┄冨谷 至 はじめに 一、中国、諸夏、夷狄、四海、天下 二、礼的世界――中華の内実 三、統一帝国と周辺民族 四、礼法国家その実態 五、落日へと向かう漢人中華帝国 六、終焉――次なる中華へ 本章を閉じるにあたって
問題群|Inquiry 「中華帝国」以前┄┄┄┄┄吉本道雅 序 論 一、殷 二、西周 三、東遷期から春秋中期 四、春秋後期 五、戦国 六、華夷思想の形成 結 語
軍事制度からみた帝国の誕生――秦から漢へ┄┄┄┄┄宮宅 潔 はじめに 一、秦の諸制度 二、軍事行動の実態――征服戦争の展開と占領統治 三、秦から漢へ おわりに――武帝の勝利が生んだもの
漢帝国の黄昏――前漢から後漢へ┄┄┄┄┄鷹取祐司 はじめに 一、前漢後期前半(昭帝―宣帝 前八七―前四九年) 二、前漢後期後半(元帝―哀帝 前四九―前一年) 三、王莽執政期(平帝―王莽・新 前一―後二五年) 四、後漢前期(光武帝―章帝 二五―八八年) 五、後漢中期(和帝―鄧太后臨朝期 八八―一二一年) 六、後漢後期(安帝親政期―献帝 一二一―二二〇年) おわりに――誠信による世界
漢人中華帝国の終焉――四夷中郎校尉から都督へ┄┄┄┄┄石井 仁 はじめに 一、「西北の列将」と魏晋政権 二、魏晋政権による四夷中郎校尉の新設と「軍州分離」政策 三、西晋末の益州と護西夷校尉・護南夷校尉 四、都督制の発達と流民・非漢人、村塢 おわりに
焦 点|Focus 漢代地方官吏の日常生活┄┄┄┄┄髙村武幸 はじめに 一、漢代官僚機構の概観――地方行政機構を中心に 二、地方官吏の日常生活と漢帝国の統一 三、地方官吏の日常生活がもたらした遠心力 おわりに
漢魏晋の文学に見られる華と夷┄┄┄┄┄釜谷武志 一、李陵と蘇武 二、漢代の詩 三、王昭君をめぐって 四、北をうたう詩と歌謡詩
礼秩序と性差┄┄┄┄┄古勝隆一 序 一、殷周から西晋にいたる礼の概観 二、性差はいかにとらえられたか――礼書が示す男女の差異 三、歴史上の礼実践における女性の位置 結び
楽浪と「東夷」世界――三世紀にいたる秘められた水脈┄┄┄┄┄田中俊明 一、遼東郡の設置と夫余 二、衛氏朝鮮国の成立 三、楽浪郡の設置と推移 四、帯方郡の分置と高句麗・韓 五、東夷伝の成立と倭人伝
漢晋期の中央アジアと中華世界┄┄┄┄┄荒川正晴 一、中央アジアの社会と国家 二、前漢期の西域経営と中央アジアおよび周辺情勢 三、後漢期の中央アジア・西北インド情勢と中国の西域経営 四、タリム盆地のオアシス諸国の情勢 五、魏・晋朝と中央アジア諸国・商人 おわりに
コラム|Column 漢字の誕生┄┄┄┄┄吉本道雅 簡牘について┄┄┄┄┄髙村武幸 四六駢儷文(しろくべんれいぶん)┄┄┄┄┄釜谷武志 朝鮮半島の漢字受容┄┄┄┄┄田中俊明 書芸術の成立┄┄┄┄┄冨谷 至
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