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娜拉出走以后 中国女权的世纪反思
秦晖
出版社:読道社
出版年:2025年02月
コード:   208p   ISBN/ISSN 9784910908182
 
価格 2,750円
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1923年、魯迅は重要な社会問題を提起する「ノラは家出してからどうなったか」という講演を行った。それから1世紀、中国の「ノラ」たちはどのような道を歩んだのか?

革命に参加した「ノラ」:
 結婚の自由と個人の解放を求めて、家族から社会へ出て行くことで、たしかに家や両親の束縛から脱却できた。その後は「革命のるつぼ」に身を投じるも、かえって「恵安女」、「鉄姑娘」となり、「国の良き母、国の良き妻」となっていった......。

改革時代の「ノラ」:
「両親の束縛」、「結婚の売買」、「厳しい打撃」、「あばずれ」の厳罰化、「拉致・人身売買」という悪弊の抑制は困難であった......「家父長制」の打破は「資本主義」につながるのか?女性の人身売買が横行したのは、改革後の「資本主義」の復権によるものなのか?「ブルジョアの精神汚染」には、「道徳警察」を利用してまで「家父長制」を擁護する必要があるのか?

繁殖機械としての「ノラ」:
 暴力的な産児制限政策によって、人口構造が奇妙になり、性別比が人工的に不均衡になり、「3000万人の独身男性」や「拉致・人身売買された女性」という現象が引き起こされた。なぜ暴力的な産児制限や暴力的な一人っ子政策が、人権や女権を直接的かつ壊滅的に侵害したのだろうか?なぜ、当人たちが子どもを産みたいと思っているのに、それを強制的に阻止されたり、子どもを産みたくないのに生殖を強制されたりするのだろうか?

人権・家父長制・王権の間で、「ノラ」はどのような道を選んだのか?
「女権」の惨劇が「男権」なのか?女性解放の「本当の問題」とは何か?

著名な学者である秦輝は、「主義は持ってこられるが、問題はそれぞれの地域で生み出されなければならない」と強調し、各国における女権問題の共通点と相違点を鋭く洞察し、そこにある「問題の置き忘れ」を指摘している。彼の考えでは、人権なくして女権は語れないという。まず、女権の「本当の問題」は、全体主義から脱却することであって、「男性の権利」から脱却することではない。また、「大きな共同体」(帝国や全体主義国家)の束縛から脱却することであって、「小さな共同体」から脱却することでもないという。そして、中国のフェミニストたちは、欧米の「MeToo」運動に共感しながらも、欧米のフェミニストたちに自分たちの苦難、つまり中国人女性特有の苦しみを知らせる責任があると主張する。

本書の主題は、魯迅が1923年12月26日に北京女子高等師範学校文芸会で行った「ノラは家出してからどうなったか」という講演をもとにしている。この講演で魯迅は、中国で権利を主張する女性には、資本主義市場経済で「堕落」する、家父長制圧力へ「回帰」する、経済社会制度を革命するという3つの道があるとし、議論を巻き起こした。
それから100年、中国における女権はどのような過程を経たのか。歴史学の泰斗がその「問題」を振り返る一冊。
※本書は全編中国語・簡体字表記です。


目次:
第一章 卷入革命的“娜拉”
 个性解放:摆脱家长,献身天皇?——“日式个人主义”的启蒙
 “娜拉出走以后”:“堕落”、“回来”,还是变成“国母族妻”?
 “娜拉”如何变成“湘女”:从日式自由主义到俄式社会主义的女权异化
 “惠安女”与“铁姑娘”:不堪过劳而自杀的“妇女解放”
 难言义务是权力,勿把被迫当光荣
第二章 改革年代的“娜拉”
 “拐来的天使”:郜艳敏事件背后的“女权”现实
 父权制的“买卖婚姻”,还是“资产阶级的精神污染”?
 从“拐卖女研究生”到“铁姑娘”:“拐卖妇女”之灾何以“可持续发展”?
 “拐卖”恶潮与贾平凹的辩解:“大事”管“小事”,“天”要管“星星”
 “被拐卖≠离婚理由”:何以有如此多的法官执意要把尚未沉没的成本坚决弄沉?
第三章 作为生育机器的“娜拉”
 暴力计生、“三千万光棍”与“拐卖妇女”潮
 “计划生育”不等于“暴力一胎化”:人口学问题与人权问题不能混淆
 惊悚标语与“百日无孩”:暴力计生和女权灾难
第四章 人权、父权与王权之间——“娜拉”之路的选择
 “女权”的灾星:“男权”还是极权?
 父权、极权与人权:中外历史上的“大、小共同体”及个体解放之路
 洛克、户梭论父权与王权:以及瑞士女权何以后来居上?
 “东方”的家庭概念,“西方”的国家体制:胡适类型的人权——女权观
 没有人权,何谈女权?
 女权运动中的“主义”和“问题”
 除了“米兔”,我们更需要“天兔”和“猫头鹰”
 历史没有“规律”,但逻辑承认前提:关于女权问题上的“文化决定权”、“历史规律论”与反女权的“保守主义”
 人权、女权和“男权”——中国女性解放的未来


秦暉。1953年12月生まれ。蘭州大学で1981年に歴史学の修士号を取得。陝西師範大学で教歴を始めた。専門は経済史と農民史だが、秦漢から近現代まで、幅広く知見を備えており、現代政治の分析・批評も盛んに行っていた。23年間に渡り清華大学歴史学系教授であったが、2018年に香港中文大学に籍を移した。ここ数年は東京大学客員教授として日本で生活し、東京大学・北海道大学・明治大学など各地の大学や、神田神保町の局外人書店などでたびたび講演・対談をしている。
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