新中国語から中国の「真実」を見る! 現代流行語解説と日中文化比較
黃文葦
|
|
出版社:風人社 |
出版年:2024年10月 |
コード: 160p ISBN/ISSN 9784910793115 |
|
|
|
彩虹屁、凡尔赛文学、小鲜肉、无接触配送、真人秀…… 今、中国で流行っている言葉は、中国語の教科書には載らないけれど、今の時代の中国社会・文化を生き生きと映している。
近年、中国でもネット用語が非常に増えた。これらの流行語(新中国語)には、民間の知恵やユーモアが溢れている。 24年間、日本で暮らした著者が紹介する「新中国語」の言葉から、現在の中国の社会事情と人々の価値観が見えてくる。
<自分は確かに、日本と中国の「狭間」にいるという感じです。日本で二十数年間暮らしても、日本人から「外人」と見なされ、中国に帰ると、日本人と見なされ…。とはいえ、日本と中国の「狭間」は決して狭い空間ではなく、むしろ広いです。なぜなら、私は日本と中国の両方を見ることができるからです。二つの言語を把握していますから。日本でも中国でも、私はよそ者だと自覚しています。「『外人』という生き方」もこれから書きたいテーマですね。>
<まだまだ、多くの日本人のステレオタイプ意識は根強いです。いまだに日本人と食事をすると、「黄さんは中国人だから、冷たい水を飲めないでしょう」「黄さんはなぜ中華料理を食べないの」などと言われます。私は24年間日本に住んでいて、私の胃はすでに「日本の胃」になっています。冷たい水も飲めるし、中華料理はあまり好きではありませんし…。中国人だからといって、中華料理を好きだとは限らないのです。> (本書カバーより)
目次: まえがき
日中関係に関する世論調査は無意味だ
第1部「新中国語」とは 1.「新中国語」とは 2.流行言葉の「寿命」 3.日常生活の流行言葉100 4.コロナに関連する新中国語13
コロナ禍とコロナ化
第2部 日中文化比較 日中の新年料理比較 「陰翳礼讃」型都市づくりを ディオールの例から考える「文化の盗用」と「文化の流動」 謝りは文化、それともビジネス? 中国人の「養児防老」の意識を変えるのか? 中国では、なぜ上野千鶴子のような人物がいないのか ジャック・マーとトニー・レオンのように日本で隠居生活を送ろう 日中医療の比較 中国で日本式のリハビリを実現することは可能なのか 働き方改革は上下関係の民主化から始めよう
あとがき「二刀流」を辞めました!
|
|