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歴史ドキュメンタリー 秦淮河殺人事件
太田成人
出版社:ブックコム
出版年:2016年07月
コード:   392p   ISBN/ISSN 9784907446505
 
価格 3,520円
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殺人事件が中国「山水詩」誕生のきっかけだった。中国「山水詩」鼻祖、謝霊運(385-433)が、その「力人」桂興を、自分の「妾」を犯したとして殺し、急流の秦淮河に蹴落とし、都建康(現在の南京)中の話題となった「秦淮河殺人事件」(419 年)。この時代は、現代より摂氏で数度低い寒冷期。殺人事件が起きたのは、春過ぎた夏頃と推定され、雪解け水もあって、現在の水量より相当多く、流れも急だった。死体は一気に、都西部の石頭城足下の、長江に流れ注ぐ沙洲まで流れ着いた後、発見された。この事件は、謝霊運の中の「何か」が覚醒し、「山水詩」誕生の決定的な契機となった。そして、結末は、反乱の疑いをかけられ、棄市された。六幕34 場の物語は、事件の十二年後、荘園開発の「暴挙」の政敵からの訴えを「皇帝が採択した」との情報を入手し、三日後の夜明け前後、「力人」の担ぐ駕籠に乗って都に急ぐ謝霊運が詠じた「从斤竹涧越岭溪行」からはじまる。漢語に不可欠な「音義論」により、中国思考の原点『老子』と彼の全「山水詩」を読み解く。入門を済ませた人が、知らず知らずに読む力を増進させられる。
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