潮州人 華人移民のエスニシティと文化をめぐる歴史人類学
上製
志賀市子 編
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出版社:風響社 |
出版年:2018年02月 |
コード: 424p ISBN/ISSN 9784894892477 |
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広東省の潮州・汕頭地域にルーツを持つ彼らは、華僑・華人を代表する言語集団の一つとして、世界に活動の場を広げている。本書は、移民する彼らの動態と文化の変容を各地の事例から報告し、「潮州人とはだれか」に迫る、初の論著である。
目次: まえがき──潮州人とはだれか 序章 「潮州人」のエスニシティと文化をめぐって (志賀市子)
第Ⅰ部 中国、台湾 第一章 宣教師が見た一九世紀の潮州人 (蒲 豊彦) 第二章 外の世界へ―一八五〇年から一九五〇年の潮汕における移民母村の女性 (蔡 志祥/川瀬由高訳) 第三章 台湾南部の潮州系移民をめぐるエスニック関係──陳氏一族の社会的経験 (横田浩一) コラム①潮州人と客家──差異と連続 (河合洋尚) コラム②汕尾から考える「広東三大民系」 (稲澤 努)
第Ⅱ部 香港、東南アジア 第四章 潮州の「念仏社」とその儀礼文化──香港及びタイへの伝播と継承 (志賀市子) 第五章 潮州系善堂における経楽サービスとそのネットワーク──マレーシアとシンガポールを中心に (黄 蘊) 第六章 ベトナムの潮州人宗教結社──ホーチミン市とメコンデルタ (芹澤知広) 第七章 タイ現代史の中の潮州系善堂──華僑報徳善堂の発展と適応 (玉置充子) 第八章 海外華人宗教の文化適応──タイ国の徳教における「白雲師尊」像の変化を事例として (陳 景熙/阿部朋恒 訳) 第九章 功徳がとりもつ潮州善堂とタイ仏教──泰国義徳善堂の事例を中心に (片岡 樹) コラム③潮州劇について (田仲一成)
あとがき 索引
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