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勅撰三漢詩集の研究
上製
半谷芳文
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出版社:研文出版 |
出版年:2022年05月 |
コード: 438p ISBN/ISSN 9784876364695 |
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勅撰の『凌雲集』・『文華秀麗集』・『経国集』および私撰の『懐風藻』・「雑言奉和」五篇に関する論考。 母語でない表現様式である漢詩に対し、主体的で旺盛な吸収・保持と排除の下、漢詩本来の抒情と韻律を獲得し、日本独自の抒情の表現にまで到達し得た作品たち。 これら平安初頭の三総集は、唐朝を頂点とする東アジア漢字文化圏において日本最初の勅撰の目的を実現しながら、各集独自の存在意義をも確認できるのである。
目次: まえがき 序 論 奈良末・平安初頭の漢詩文考察上の基盤・前提と三つの視角 第一章 勅撰三漢詩集の編纂意義とその文芸観 第二章 勅撰三漢詩集の抒情的特質 第三章 本朝文章生試における唐朝貢挙進士の雑文(詩賦)の試験の受容と展開 第四章 平安朝七言排律詩盛行の淵源としての勅撰三漢詩集 第五章 奈良・平安初期の日本漢詩における押韻と韻書 結 論 注 あとがき 初出一覧 索引
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