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中江藤樹の心学と会津・喜多方
吉田公平,小山國三
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出版社:研文出版 |
出版年:2018年08月 |
コード: 278p ISBN/ISSN 9784876364374 |
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中江藤樹の心学を継承したのは淵岡山(ふちこうざん)の学統であった。しかし、淵岡山の学統が学んだ軌跡と思索の所産を証言する遺書遺言が自筆写本のままであったため、一次資料にも基づいて丁寧に解明されることはなかった。…… そこで本書では、一次資料を丁寧に読み解いて、できるかぎりその時代に則して、淵岡山の学統が会津・喜多方で講学した姿を明らかにすることに努力した。 いかに生きるかを問い続けた心学の原理は今でも生きている。否、今こそ改めて再評価さるべき哲学資源であると思う。(「まえがき」より)
目次: まえがき(吉田公平)
Ⅰ 中江藤樹の心学(吉田公平) はじめに 一 中江藤樹が生きた時代 二 中江藤樹が学んだ朱子学・陽明学 三 朱子学の特色 四 王陽明の心学 五 中江藤樹の心学の特色 六 中江藤樹の煩悶 七 門人教育について 八 門人たちの学び 九 中江藤樹心学の現代的意義
Ⅱ 中江藤樹の心学を学び伝え続けた会津の人々(小山國三) 序章 一 藤樹心学の会津における学祖ー大河原養伯と荒井真庵 二 大河原養伯と荒井真庵の帰国後の動き 三 藤樹心学御制禁 四 藤樹心学解禁後の会津 五 北方後三子と北川親懿 六 幼学講 七 藤樹心学 会津における最後の継承者 余章 明治以降の動き
〔付〕『北嶺雑記』書誌および解題 注 会津藤樹心学指導者の系譜 年表 引用・参考文献 あとがき(吉田公平)
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