洞窟の中の田園 そして二つの「桃花源記」
上製
門脇廣文
|
|
出版社:研文出版 |
出版年:2017年02月 |
コード: 478p ISBN/ISSN 9784876364183 |
|
|
|
<東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
|
|
|
|
|
目次: 序文
第一部 洞窟の中の田園 第一章 洞窟の中の世界 はじめに 一 異界にいる人物 二 食べ物 三 勧帰と懐郷 四 贈り物 五 時間的経過 六 空間的位置 七 内部空間 八 異界にいる人物の服装 むすびにかえて 第二章 「世俗」と「超俗」のあいだに はじめに 一 他の洞窟説話との比較検討 二 陶淵明の田園詩との比較検討―桃源郷と田園の相似性 三 「世俗」と「超俗」のあいだに むすびにかえて
第二部 物語としての「桃花源記」 第一章 洞窟に行く人、住む人 はじめに 一 二つの「桃花源記」 二 洞窟に行く人、住む人 むすびにかえて 第二章 物語としての「桃花源記」 はじめに 一 『捜神後記』の「桃花源記」の物語の展開と登場人物の作用 二 二組の対立関係と登場人物の関係 むすびにかえて―陶淵明の生涯と登場人物の関係
第三部 従来の「桃花源記」研究の概要とその問題点 第一章 従来の「桃花源記」研究の概要 はじめに 一 記録か創作か 二 完全な創作か、何かをもとにした創作か むすびにかえて 第二章 従来の「桃花源記」研究の問題点 はじめに 一 収集した民話、あるいは伝説の一つに過ぎないとする説の問題点 二 歴史的事実をそのまま描いたとする説の問題点 三 従来のとらえ方の概要 四 完全な創作だとする考え方の問題点 五 もとにしたものは現実の出来事だとする考え方の問題点 六 もとにしたものは武陵についての民間説話だとする考え方の問題点 七 もとにしたものは洞窟探訪説話だとする考え方の問題点 むすびにかえて
第四部 「外人」の解釈とその問題点 第一章 「外人」の解釈史の概要 はじめに 一 「外人」解釈の概要とその整理 二 「外人」解釈の諸説の内容 むすびにかえて 第二章 「外人」解釈の問題点 はじめに 一 一語、一文における検討 二 前後の文章との関係で構成される文脈における検討 三 一段落の文脈および文章全体の文脈における検討 四 「桃花源記」と「桃花源詩」との関係で構成される文脈における検討 五 唐代の「桃源」詩との関係で構成される文脈における検討 六 洞窟探訪説話との関係で構成される文脈における検討 むすびにかえて 〈附論〉川合康三氏の二篇の著述における「外人」に対する理解について はじめに 一 川合康三氏の「外人」に対する理解 二 川合康三氏の「外人」理解の問題点 むすび 結語
附録 第一部 第一章 陶淵明以前の詩文に見える「影」 はじめに 一 「影」の三つのタイプ 二 諸子の書の中の「影」 三 文学作品の中の「影」 むすびにかえて 第二章 陶淵明の詩文に見える「影」 はじめに 一 陶淵明の詩文に見える「影」について 二 「影」が表現しているもの むすびにかえて
附録 第二部 第一章 「読山海経」第一首「頗廻故人車」の従来の解釈とその問題点 はじめに 一 二様の解釈 二 従来の注釈の検討 三 解釈に対する疑問点 四 従来の用例の検討 むすびにかえて 第二章 「読山海経」第一首が表現している境地 はじめに 一 陶淵明の詩文に見える「廻~」の用例の検討 二 文脈における検討 むすびにかえて
あとがき 初出一覧 「桃花源記」関係参考文献リスト 注
|
|