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北支宣撫官 日中戦争の残響
太田出
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出版社:えにし書房 |
出版年:2023年10月 |
コード: 292p ISBN/ISSN 9784867221228 |
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日中戦争が始まった昭和12(1937)年、中国天津に(北支)宣撫官が誕生した。中国民衆を日常生活へと戻らせ、食糧を配給し、農務・医療など生活上の問題を解決する任務上、彼らは〝武器なき戦士〟として軍の意向と正面から衝突し、葛藤し苦悩し続けた。 昭和36(1961)年に、最後から14番目に釈放された中国戦犯だった宣撫官、笠実(りゅう・みのる)の日中戦争から戦後までの長い道のりを、宣撫官やその遺族たちへのインタビュー、新発見の文献資料から描き出し、その実像を綴った貴重なドキュメンタリー。
目次: プロローグ――帰ってきた宣撫官 笠実 第1章 宣撫廟(国際霊廟) 第2章 宣撫官 笠実 第3章 宣撫班総班長八木沼丈夫 第4章 中国人宣撫官陳一徳と宣撫工作 第5章 山西顧問補佐城野宏と山西残留 第6章 「戦争」を生きつづける戦後日本社会 エピローグ――あの時代に生きた夫へ、父へ、祖父へ あとがき
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