校友会雑誌にみる「帝国日本」「植民地」「アジア認識」
梅野正信 編
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| 出版社：三恵社 |
| 出版年：2024年05月 |
| コード： 304p ISBN/ISSN 9784866939582 |
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本書は、日本の植民地支配、実質的支配下にあった台湾、朝鮮半島、中国東北地域において、中学校、高等女学校、師範学校等で発行された校友会雑誌をもとに、「アジア認識」あるいは「帝国日本」の表象と内実を、生徒自身の記述を用い考察するものである。
目次：
第一部 校友会雑誌の中の「帝国日本」
第1章 『校友会雑誌』の中の「帝国日本」―満洲事変前後における生徒たちのアジア認識―（斉藤利彦）
第2章 戦前における中等教育学校の『校友会雑誌』から見た生徒のアジア認識について（呉文星）
第3章 「朝鮮」における日本人居留民の存在とアジア認識（徐鍾珍）
第4章 アジア認識形成の一要因としての修学旅行、及び、校友会雑誌とアジア認識の連環（市山雅美）
第5章 帝国日本を相対化する生徒たち―死を悼む思い、故国再興への思い―（梅野正信）
第二部 植民地地域等の校友会雑誌にみるアジア認識
第1章 植民地地域等の校友会雑誌で醸成されたアジア認識（梅野正信）
第2章 大邱師範学校『校友會誌』にみる朝鮮人学生のアジア認識（金恩淑）
第3章 植民地朝鮮の京城中學校『校友會誌』にみるアジア認識（徐鍾珍）
第4章 京畿中学校『學友會誌』にみるアジア認識（徐鍾珍）
第5章 戦前期台湾の校友会雑誌「生徒散文」にみるアジア認識（梅野正信）
第三部 皇国臣民育成機能としての修学旅行
第1章 日本統治前期における台湾総督府国語学校の修学旅行とその影響（呉文星）
第2章 日本統治前期における台南、台北第二師範学校の修学旅行とその影響（呉文星）
第3章 台湾の中学校の満州・朝鮮修学旅行、およびその記録に表れたアジア認識（市山雅美）
第4章 京城師範学校の修学旅行（金恩淑）
第5章 満洲事変前後の満洲修学旅行にみる朝鮮・満洲認識―岐阜中学校『華陽』91号（1932年2月）の「満蒙行」を中心に―（高吉嬉）
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