ゼミナール中国文化 建築編
蔡燕歆／田口智章，富岡優理子 訳
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| 出版社：グローバル科学文化出版 |
| 出版年：2016年12月 |
| コード： 178p ISBN/ISSN 9784865160468 |
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古代中国の封建社会においては、統治者の地位にいた儒家思想の「礼」を以って基本の枠組みとしたが、制度規範を用いた各種等級というだけである。これはとても自然に建築およびその装飾技術の営造に浸透している。建築における一切の装備は「それを求める観念」のためにとどまらず、「貴賎を弁別する」ためでもある。建築の類型や規模の大小、装飾のデザイン・色彩・品質・題材等の全ては建築の社会機能に服従しており、建築の社会価値の重要な手段であることを示している。
《目次》
序
〔Part1 古代の都市〕
都の建設
隋唐の長安城 中国古代の最も壮大な都
明代・清代の北京 皇権至上の代表
地方都市
平遥現存する最も整っている明清の県城
重慶 山はひとつの街であり、街はひとつの山である
蘇州 詩や絵から浮かび上がってきたかのような江南水郷
軍事防御
城壁
長城
〔Part2 皇権独尊〕
宮殿建築
壇廟建築
天壇 祭天における神聖な地
社稷壇 土地の神と五穀の神の祭壇
太廟 歴代皇帝の祖先を祭る場所
陵墓建築
明十三陵 総体陵区の代表
清東・西陵 最も完成されている皇帝と皇后の陵寝群
〔Part3 神の殿堂〕
儒家建築
文廟
辟雍
仏教建築
寺院
塔幢
石窟
道教宮観
仏教の「三身」と道教の「三清」
イスラム教建築
内地の回族モスク
新疆ウイグルのモスク
キリスト教建築
〔Part4 庭園めぐりの趣〕
皇室庭園
避暑山荘 天も地も懐に入る
円明園 万園の園
頤和園 最後の皇室庭園
私家庭園
〔Part5 郷土建築〕
北京四合院
北西地帯の窯洞民居
徽州の民家
巴蜀の山地住宅
福建の土楼
蒙古パオ
新疆の「アイワン」
チベット族の房
雲南省タイ族の竹楼
〔Part6 西から吹く風 近代建築〕
上海
天津
青島
大連
ハルビン
〔Part7 自己探求 現代建築〕
〔Part8 新時代へ向かって〕
当代建築思潮の発展
多元化した建築様式
新伝統主義
新古典主義
新地域主義
現代多元主義
新環境主義
海外建築家の中国における作品
香港、マカオ、台湾建築の発展
付録：中国歴史年代早見表
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