日曜日の散歩者 風車詩社とその時代 精選版
黄亜歴,陳允元 編/鳳気至純平 訳
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| 出版社:書肆侃侃房 |
| 出版年:2026年09月 |
| コード: 320p ISBN/ISSN 9784863857407 |
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いま甦る台湾モダニズム
1930年代、日本統治下の台南に現れ、 初めてシュルレアリスムの詩風を台湾に持ち込んだ モダン詩人団体「風車詩社」とは――
一瞬前の出来事は繰り返されず、次の一瞬には歴史となる。――黄亜歴
1945年の終戦後、国民政府による虐殺、白色テロ、それに伴う言語の断絶、死亡、絶筆によって、このシュルレアリスムの風が、戦後も吹き続けることはなかった。次世代のモダニズム運動に直接影響を与えることはなく、一度は歴史の地層に埋もれた、いわば琥珀のような存在となった。1970年代末、風車の詩人たちが再度発見された時、透き通った固形状の液体には、1930年代の若々しい時代のエスプリが輝いていた。(「序:前衛の反響」より)
ドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者』を原案とし、台湾で刊行された『日曜日式散步者(全二冊)』より、主要な詩作および論考を中心に編纂した日本版選集である。
目次 <目次> 日本語版 序文
第一部 瞑想する火災:作品/解説
序 陳允元「前衛の反響」
一、現実の傾斜で発光するオーロラ:風車詩社作品選 楊熾昌「日曜日の散步者」(全18篇) 略歴/詩/小説/評論 李張瑞「恋愛詩」(全28篇) 略歴/詩/小説/評論 林修二「黄昏」(全17篇) 略歴/詩 張良典「星のない夜」(全5篇) 略歴/詩 戸田房子「風車の庭」(全6篇) 略歴/詩 福井敬一「風車の友」 略歴/作品
二、閲読の複数ルート 楊佳嫻「尖塔のつむじ風:中国文壇とシュールレアリスムの出会い」 施 淑「風車の左」 印 卡「人を惑わす空気のような果実──風車の環境界について」 港千尋「越境する蝶――水蔭萍から立石鐵臣へ」
第二部 世界からの電波:思潮/時代/反響
一、連続発信される高強度の信号、「時代形/声」
(一)先鋒の声 マリネッティ「未来派宣言」 トリスタン・ツァラ「ムッシュー・アンチピリンの宣言」 アンドレ・ブルドン「シュールレアリスム宣言(一九二四年)」 平戸廉吉「日本未来派宣言運動」 北園克衛、上田敏雄、上田保「A Note December 1927」 無署名(春山行夫)「『詩と詩論』創刊号後記」 北川冬彦「新散文詩への道」
(二)蜿蜒なる銀河:ヨーロッパ・日本のアヴァンギャルド詩選 ギョーム・アポリネール、マックス・ウェーバー、ポール・エリュアール、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、林修一、楊熾昌、神原泰、萩原恭次郎、高橋新吉、上田敏雄、西脇順三郎、安西冬衛、北川冬彦、春山行夫、北園克衛、竹中郁、瀧口修造、山中散生、村野四郎
二、時代の形/声 方婉禎「文学/脳髄を燃やす火種」 岩本憲児「映画/戦前日本の欧州アヴァンギャルド映画」 張世倫「カメラ/新興写真のモダニティリフラクション」 謝仲其「音声/風車詩社と戦前音響芸術」
三、反響:ドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者』 陳平浩「コクトーの手、水蔭萍の脚──黄亜歴『日曜日の散步者』におけるドラマ部分と再現について」 孫松栄「死して再び咲く花:『日曜日の散步者』のモンタージュ思想」 黄亜歴「後記 片隅の瞳」
年表
版元から一言 編者・黄亜歴キュレーションの展示「共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」が東京都現代美術館にて開催予定!!!(2026年9/5-12/13)
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