中国は「力」をどう使うのか 支配と発展の持続と増大するパワー
加茂具樹 編著
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出版社:一藝社 |
出版年:2023年01月 |
コード: 234p ISBN/ISSN 9784863592575 |
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“不安全感”のなかの中国――状況へ適応する国家から、状況をつくり出す国家へと転換するこの大国は、どこに向かおうとしているのか。本書は、その理解のために必要な、以下の3つの問いを立てた。
第1は「中国政治」をめぐる問い。中国共産党による一党支配は、なぜ持続してきたのか。 第2は「中国経済」をめぐる問い。共産党による一党体制の下で中国は、なぜ経済成長を持続してきたのか。 第3は「国際政治」をめぐる問い。中国は、どのような国際秩序を必要としているのか。そのために、どのように「力」を使おうとしているのか。
以上を全13章にわたって、12人の研究者が多角的に問いかける。
目次: 【第1部】なぜ支配は持続してきたのか―中国共産党の統治能力とその行方 第1章:中国共産党一党支配をめぐる問い(加茂具樹) 第2章:毛沢東時代の遺産と中国社会(鄭浩瀾) 第3章:中国共産党と国有企業(Macikenaite Vida) 第4章:中国共産党と人民解放軍(土屋貴裕) 第5章:中国共産党とメディア(荒川雪) 第6章:中国共産党と司法(内藤寛子)
【第2部】なぜ発展は持続してきたのか―高度成長の原動力とその行方 第7章:中国共産党と制度選択(渡邉真理子) 第8章:中国共産党と民営企業家(渡邉真理子)
【第3部】力をどう使うのか―国際秩序への影響力 第9章:「米中対立」という国際関係と中国外交(増田雅之) 第10章:南シナ海へ進出する中国の狙いとその影響(飯田将史) 第11章:「国家統一」に向けた力(パワー)の行使(福田円) 第12章:米国の対中政策(神保謙) 第13章:「科学技術大国中国」はその力をどう使うのか(八塚正晃)
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