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五族協和の魁 満洲国立建国大学
上製
源元一郎
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出版社:鳥影社 |
出版年:2021年03月 |
コード: 294p ISBN/ISSN 9784862658678 |
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あれだけ満洲国の朝野挙って希望を寄せて居た青年達をして、眼前に控えた国造りの大業に思う存分に働かせる機会が奪い去られたと言うことである。我々は彼等の活躍を通じて満洲再建国の功罪いかんが歴史の審判に付せられるであろうことを期待して居たが、それはすべて水泡に帰した。(作田荘一「道の言葉」第六巻より) 新生満洲国は五族協和の王道楽土を目指し、この国はまた新しい人材によって拓かれなければならないと、石原莞爾の思いをこめて建国大学が創設された。しかし新しい国と大学は支那事変と大東亜戦争の二つの戦争に埋没し滅び去った。とは言え人類が有史この方求めて来た民族協和の新しい国が満洲国で実現し、その理念が建国大学に求められたのは、何人も否定出来ない歴史的事実である。(本文より)
目次: はじめに 一 満蒙・支那(中国)と石原莞爾 二 満洲事変 三 石原莞爾のアジア大学構想の展開 四 四博士による新大学の教学 五 石原・作田会談 六 支那事変勃発 七 建国大学創設委員会 八 作田荘一博士、副総長内諾 九 教授、助教授の推薦 十 建国大学学生募集 十一 日本で合格した日系学生などの渡満前研修旅行など 十二 開学・入学式 十三 塾・共学共塾 十四 訓練・クラブ・班活動など 十五 支那事変一周年の日 十六 反満抗日の学生たちと作田荘一副総長 十七 大同学院進学反対 十八 閉学へ 十九 逸事 おわりに 参考文献
著者略歴: 源元一郎(みなもと・げんいちろう) 昭和9年(1934年)生まれ。 奇しくもこの年、満洲帝国建国(康徳元年)。父に従って満洲に渡る。 少年時代、白系ロシア人、満族、漢族、蒙古族とともに暮らす。 昭和20年(1945年)、日本の敗戦により斉斉哈爾に避難し、 昭和21年10月8日、胡廬島を経て、九州・博多に上陸、帰国する。 博物館学芸員の資格を、佛教大学で取得する。 中国、明代・清代の書、畫を研究。 著書 『赤い夕陽よ』(2003年鳥影社) 『荀彧』(2014年鳥影社) 『昭和20年8月17日(康徳12年、1945年)民族協和・扎蘭屯』(2015年鳥影社) 『ロシア旧教徒の村ロマノフカ』(2017年鳥影社)
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