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習近平が狙う「米一極から多極化へ」
遠藤誉
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出版社:ビジネス社 |
出版年:2023年07月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784828425344 |
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習近平の軸は「兵不血刃」――ねらうは世界多極化「新秩序」
中国はグローバルサウスを味方にして世界新秩序をめざす! 陰謀渦巻く世界情勢、このままでは日本が危ない! 著者渾身の憂国の書!
習近平の哲理は「兵不血刃」にあり! 【兵不血刃】は「荀子・議兵」の中にある言葉で、「刃に血塗らずして勝つ」という意味だ。(中略) もし私たちが今、習近平のこの国家戦略を直視しなかったら、「気が付けば、中国が世界を制覇していた」という事態を招かないとも限らない。 それでいいのか――?あの言論弾圧をする中国が構築する世界新秩序の中で生きていくことでいいのか?(序章より)
目次: 序章 世界制覇を巡る米CIAと習近平「兵不血刃」の攻防 第一章 習近平ウクライナ戦争「和平案」は地殻変動のプロローグ 第二章 中国が招いた中東和解外交雪崩が地殻変動を起こす 第三章 「アメリカに追従するな!」――訪中したマクロン仏大統領の爆弾発言 第四章 毛沢東と習近平を魅了した荀子哲理「兵不血刃」 第五章 台湾問題の真相と台湾民意 第六章 台湾有事はCIAが創り出す!
(以下、「序章」より) 米中の力が拮抗し始めている。 アメリカにとっては、世界ナンバーワンの地位を中国に渡すわけにはいかない。 「これは民主主義陣営と専制主義陣営の闘いだ」と必死だ。何としても中国の経済的・軍事的成長を潰そうともしている。 言論弾圧をする中国共産党による一党支配体制を崩壊させてくれるのは大変けっこうな話だが、その手段として日本を戦争に巻き込むのは困る。 またそのようなことに邁進している間に中国が非西側陣営を抱き込んで中露を中心とした世界新秩序を構築したりなどしたら、さらに耐え難い。 しかし実はいま習近平は「米一極から多極化へ」と向かう地殻変動を起こそうとしているのだ。 いったい何が起きているのかを解き明かし、どのようにすれば日本人の命が犠牲にならないようにできるのかを考察するのが本書の目的である。(序章より)
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